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Samsung、5G/ペン/有機EL搭載の軽量2in1「Galaxy Book Pro 360」。重量900g切りのクラムシェルも
2021年4月28日 23:00
Samsung Electronicsは4月28日(現地時間)、GalaxyブランドのモバイルノートPC「Galaxy Book Pro 360」および「Galaxy Book Pro」を発表した。
Galaxy Book Pro 360は、ディスプレイが360度開閉するコンバーチブル型2in1で、スマートフォン「Galaxy Note」シリーズなどでおなじみのスタイラスペン「S Pen」に対応。Galaxy Book ProはクラムシェルスタイルのモバイルノートPCで、13.3型モデルでは重量が900g切りの軽さを実現した。
また、両モデルともディスプレイにDisplayHDR 500対応有機ELを採用する点も特徴となっている。
Galaxy Book Pro 360
Galaxy Book Pro 360は、ディスプレイが360度開閉するコンバーチブル型2in1だ。13.3型ディスプレイ搭載モデルと15.6型モデルを用意している。
コンバーチブル型2in1では、機構上どうしても本体の厚さが増えるとともに、重量も重くなる傾向がある。しかしGalaxy Book Pro 360は、13.3型モデルで11.5mm、15.6型モデルでも11.9mmと、12mmを切る薄さを実現。
重量も13.3型モデルが1.04kg(Wi-Fiモデル)または1.10kg(5Gモデル)、15.6型モデルが1.39kgと、クラムシェル型モバイルノートPCに匹敵する軽さとなっている。
そのうえで、米国国防総省が定める調達基準「MIL-STD-810G」に準拠する落下、振動、防塵、湿度、高度といった耐久試験をパスする優れた堅牢性も兼ね備えている。
13.3型モデル、15.6型モデルともにディスプレイには有機ELパネル「Super AMOLED」を採用。表示解像度はいずれもフルHD(1,920×1,080ドット)で、DisplayHDR 500準拠のHDR表示に対応し、コントラスト比は100万:1、応答速度は0.2ms以下となる。
ディスプレイはタッチ操作に対応するとともに、製品に同梱されるスタイラスペン「S Pen」を利用したペン入力も可能で、「Samsung Notes」などペン対応アプリも用意する。
加えて、AKGブランドの高音質スピーカーを搭載し、Dolby Atmos対応のサラウンドサウンド再生が可能となっており、有機ELディスプレイとあわせて映像コンテンツを高画質かつ迫力のあるサウンドで楽しめる。
キーボードは、タイピングの快適さを高めたバックライト内蔵の「Pro Keyboard」を搭載。キートップが曲面となりスイッチを最適化することで、心地よい打鍵感を実現し、タイピング時の静音性も高めている。キーボード手前には大型タッチパッドも搭載し、Pro Keyboardとあわせて優れた操作性を実現しているという。
プロセッサは、Tiger Lakeこと第11世代Coreを採用し、Intel Evoプラットフォームに準拠。メモリは13.3型モデルが8GB/16GB、15.6型モデルが8GB/16GB/32GB。内蔵ストレージはPCIe/NVMe SSDを採用し、容量は最大1TB。
通信機能は、Wi-Fi 6とBluetooth 5.1を標準搭載。6GHz帯域を利用するWi-Fi 6Eにも対応し、13.3型モデルのみ5G対応のワイヤレスWAN搭載モデルを用意する。
ポート類は、13.3型モデルでは左側面にUSB Type-C、Thunderbolt 4、microSDカードスロットを、右側面にSIMカードトレイ(5G対応モデルのみ)、USB Type-C、オーディオジャックを配置。15.6型モデルでは、左側面にUSB Type-C、Thunderbolt 4を、右側面にmicroSDカードスロット、USB Type-C、オーディオジャックを配置。
生体認証機能は、指紋認証センサー一体型の電源ボタンを搭載。また、ディスプレイの視野角を狭めて左右からの覗き込みを防止するSecret Screen機能や、不正にログインしようとした場合にWebカメラで操作者を撮影し登録メールに送信するといったセキュリティ機能も搭載する。
加えて、テレワーク向けに搭載マイクを強化。Web会議時などにノイズキャンセリング機能を活用すれば、キータイピング音や背後の動物の鳴き声などを抑制できる。また、マイクやWebカメラはワンタッチでオン/オフが可能。
この他、Galaxy Tabシリーズなどをサブディスプレイとして利用する機能や、Galaxyシリーズスマートフォンと連携しデータや写真などを手軽に転送したりシェアする機能なども用意する。
内蔵バッテリ容量は、13.3型モデルが63Wh、15.6型モデルが68Wh。バッテリ駆動時間は、ビデオ再生で約20時間、通常利用で約16時間。合わせて、出力65Wの小型ACアダプタが付属し、30分で8時間分の急速充電が可能。汎用のUSB PD対応ACアダプタも利用できる。
本体サイズは、13.3型モデルが302.5×202×11.5mm(幅×奥行き×高さ)、15.6型モデルが354.85×227.97×11.9mm(同)。カラーはMystic Navy、Mystic Silver、Mystic Bronzeの3色を用意する。
Galaxy Book Pro 360は、北米市場では4月28日より予約が開始され、5月14日に発売予定。販売価格は13.3型モデルが1,199ドルから、15.6型モデルが1,299ドルから。
Galaxy Book Pro
Galaxy Book Proは、クラムシェル型モバイルノートPCだ。13.3型モデルと15.6型モデルをラインナップする。
クラムシェル型のモバイルノートではあるが、Galaxy Book Pro 360同様の仕様も多く見られる。
ボディは、Galaxy Book Pro 360を凌駕する薄さと軽さを実現。13.3型モデルは高さが11.2mmと非常に薄く、重量も0.87kg(Wi-Fiモデル)または0.88kg(LTEモデル)と900gを切る軽さとなっている。
対する15.6型モデルは、内蔵GPUモデルとディスクリートGPU搭載モデルをラインアップしており、前者は高さが11.7mm、重量が1.05kgと、15.6型ノートPCとしてトップクラスの薄型・軽量ボディを実現。後者は、高さが13.3mm、重量が1.15kgとやや厚く重いものの、これでも15.6型ノートPCとしては十分な軽さだ。
もちろんGalaxy Book Proも、米国国防総省が定める調達基準「MIL-STD-810G」に準拠する落下、振動、防塵、湿度、高度といった試験をパスする堅牢性を備えている。
ディスプレイは、13.3型モデル、15.6型モデルとも有機ELディスプレイを採用。こちらはSuper AMOLEDではないが、DisplayHDR 500準拠のHDR表示に対応し、コントラスト比が100万:1、応答速度が0.2ms以下となる点はGalaxy Book Pro 360と同様。表示解像度はいずれもフルHDで、タッチやS Penには対応しない。
プロセッサは第11世代Coreを採用し、Intel Evoプラットフォームに準拠。メモリは8GB/16GB/32GBで、内蔵ストレージはPCIe/NVMe SSDを採用し、容量は最大1TB。15.6型ディスクリートGPU搭載モデルでは、GeForce MX 450も備える。
通信機能は、Wi-Fi 6とBluetooth 5.1を標準搭載し、6GHz帯域を利用するWi-Fi 6Eに対応。また、13.3型モデルのみLTE対応のワイヤレスWAN搭載モデルを用意する。
ポート類は、左側面にHDMI、USB Type-C、Thunderbolt 4、右側面にmicroSDカードスロット、USB 3.1 Type-A、オーディオジャックを配置。
この他、バックライト内蔵キーボードの「Pro Keyboard」、Dolby Atmos対応のAKGブランドステレオスピーカー、指紋認証センサー一体型電源ボタンや各種セキュリティ機能、Galaxyシリーズのスマートフォンとの連携機能などを搭載する点はGalaxy Book Pro 360と同じだ。
内蔵バッテリ容量は、Galaxy Book Pro 360同様に、13.3型モデルが63Wh、15.6型モデルが68Wh。バッテリ駆動時間は、ビデオ再生で約20時間、通常利用で約16時間。合わせて、出力65Wの小型ACアダプタが付属し、30分で8時間分の急速充電が可能。汎用のUSB PD対応ACアダプタが利用できる点もGalaxy Book Pro 360と同じだ。
本体サイズは、13.3型モデルが304.4×199.8×11.2mm(同)、15.6型は内蔵GPUモデルが355.4×225.8×11.7mm(同)、ディスクリートGPU搭載モデルが355.4×225.8×13.3mm(同)。カラーは、Mystic Silver、Mystic Blue、Mystic Pink Goldの3色を用意する。
Galaxy Book Proは、北米市場では4月28日より予約が開始され、5月14日に発売予定。販売価格は13.3型モデルが999ドルから、15.6型モデルが1,099ドルから。