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基板からType-C/HDMIまで、ユーザーが好き勝手に交換できるノートPC
2021年3月2日 14:06
ベンチャー企業のFramework Computerは、拡張カード式のモジュラーを使い、USB Type-CやHDMIなどのインターフェイスを自由に組み合わせることができる13.5型モバイルノート「Framework Laptop」を発表した。価格や予約受付開始日などは後日告知とのことで、出荷は今夏を予定している。
同社の第1弾製品となるFramework Laptopは、アルミ筐体を採用。厚み15.85mm、重量1.3kgの13.5型モバイルノートとなり、画面比3:2の2,256×1,504ドットのディスプレイを搭載する。
最大の特徴は、ユーザーが好みのインターフェイスを装着できる拡張カード式のモジュラーを採用していることで、USB Type-C、USB Type-A、HDMI、DisplayPort、microSDカードリーダ、SSD(250GBまたは1TB)、ヘッドフォンアンプなどを用意。4つのベイがあり、本体を分解しなくても、それぞれに任意のモジュールを装着できる。
Our Expansion Card system makes adapters a thing of the past. Choose exactly the ports you want and which side of the Framework Laptop you want them on, with USB-C, USB-A, HDMI, DisplayPort, MicroSD, high speed storage, and more coming soon.pic.twitter.com/0VmHQdGR06
— Framework (@FrameworkPuter)February 27, 2021
さらに、本体のメインボードもユーザーが交換可能で、初期版ではCore i5-1135G7/i7-1165G7/i7-1185G7の第11世代Coreが搭載されるが、ボードを交換することで次世代のプロセッサにも対応可能とする。
また、バッテリ、キーボード、ディスプレイ、そしてマグネット式の色つきベゼルも取り換えることができる。各パーツにはQRコードが書かれており、そこから直接説明を見られるとともに、交換パーツのリストも確認できる。
仕様的には、前述の第11世代Coreのほかに、最大64GBのDDR4メモリ、4TB超えのSSD、Windows 10 Pro/Homeを搭載。Wi-Fi 6Eや1080pのWebカメラも装備する。
同社は、多くの家電製品が1回かぎりの使い捨てとなるが、Framework Laptopは長期間にわたって活用できるエコシステムになっているとする。筐体自体もリサイクルのアルミを50%とプラスチックを30%を利用しており、環境に配慮した設計を謳う。