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Amazon、マンションでの玄関置き配を実現

 アマゾンジャパン合同会社(Amazon)は、マンションなどの集合住宅における玄関置き配を実現する「Key for Business」の導入を順次開始すると発表した。サービス開始時はまず200棟のマンションで導入し、パートナー企業を順次拡大しながら全国展開を目指す。

 Amazonでは注文時の配送オプションである「玄関等への置き配指定サービス」を、30都道府県で標準の配送方法としているが、オートロックつきのマンションでは配送者がなかに立ち入ることができず、玄関などへの置き配ができなかった。また、ユーザーは、宅配ボックスが満杯のため受け取れない、宅配ボックスから部屋まで自分で運ばなければならないといった不便もあった。

 Key for Businessの導入により、配送ドライバーは専用の配送アプリから、オートロックを解除できるようになる。これにより、配送者は玄関などまでの置き配が可能となり、在宅勤務中に手が離せないといったときも、インターフォンや玄関での応対が不要で利便性が向上。再配達減少による配送ドライバーの負担軽減や、二酸化炭素などの排出削減といった環境負荷軽減も期待できる。

 サービス開始時は、118万戸の賃貸建物を管理する大東建託パートナーズ株式会社、および98万件以上にセキュリティソリューションを提供している綜合警備保障株式会社(ALSOK)などと協業し、順次導入を進めるとしている。

 同サービスは、発送通知メールに「配送業者:Amazon」と表示されている場合でのみ利用可能。また、Amazonフレッシュでの注文は対象外となる。