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MicrosoftがArmベースのチップを自社設計との報道

Surface Pro X

 MicrosoftがArmアーキテクチャのプロセッサを開発していると、Bloombergが報じている。まずは自社のデータセンター向けに投入し、次いでSurfaceシリーズ向けにも別のチップを採用することが検討されているという。

 クラウド事業でMicrosoftの競合相手であるAmazonはすでに自社でチップを設計するという取り組みを進めており、自社でチップを用意したほうが、Intel製品などを利用するよりも性能やコスト面で有利だとし、同誌はそれがおもな理由と推測している。

 とは言え、実際にApple M1のようにArmをベースとしつつ、完全に自身で一からシリコンを設計するのか、QualcommのSnapdragonのようにArmが提供するプロセッサコアのCortexを利用するのかは不明だ。

 この噂の真偽はともかくとして、MicrosoftはSnapdragonベースのSoCとして、Qualcommと協力して開発したMicrosoft SQ1およびその後継のSQ2をSurface Pro Xに投入している。また、今月10日にはInsider PreviewのArm版Windows 10にx64エミュレーション機能を追加するなど、x86偏重のプラットフォームを軌道修正しつつあるのは間違いない。