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Google Assistant、通話時「担当者におつなぎします」をユーザーの代わりに待ってくれる機能

Hold for me

 米Googleは、電話をかけたさいの機械案内をGoogle Assistantがユーザーの代わりに待って、担当者につながると通知してくれる機能をAndroidに追加する。

 たとえばパソコンが壊れたとき、サポートセンターに連絡すると、まず機械案内で音声が流れ、担当者につながるまで延々と音楽や案内の音声が繰り返されるのを聞きながら長時間待たされることはよくある。じっさい、米国では1週間で合計1,000万時間の待ち時間が生じているという。

 そこでGoogleは、通話アプリに「Hold for me」(私の代わりに待ってて)機能を追加。フリーダイヤルにかけて、機械案内が流れると、それを自動的に判断して、Hold for meが働く。その間、電話はミュート状態になるので、ユーザーは電話を放置したままほかのことができるようになる。人間の担当者につながると、その旨をGoogle Assistantが音声およびバイブレーションで教えてくれる。

 Hold for me機能の背後ではGoogleのAIが活用されており、単に音楽が鳴り止んだだけでなく、音声案内とじっさいの担当者との声の違いを聞き分け、電話がつながったことを判定している。この機能を利用する/しないはユーザーが設定できる。

 この機能はまず、米国にてPixel 5/4a(5G)向けに展開。その後、順次、ほかの機種でも利用可能となる。