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東大やパナソニックらで、専用チップ開発を10倍加速する技術研究組合設立
2020年8月17日 18:29
東京大学、凸版印刷株式会社、パナソニック株式会社、株式会社日立製作所および株式会社ミライズテクノロジーズは17日、「先端システム技術研究組合(RaaS:Research Association for Advanced Systems)」の設立を発表した。
先端システム技術研究組合は、データ駆動型社会の実現に向けた専用チップの開発加速、および最先端の半導体技術をサービスとして提供することを目的とした組織。専用チップを素早く設計でき、最先端半導体技術を用いて製造が可能になるという。
アジャイル設計手法によるオープンアーキテクチャなチップ開発や、積層SRAMなどの3次元集積技術の研究開発などを実施。専用チップにおける開発効率を10倍に引き上げるとともに、エネルギー効率も10倍まで高めることを目標に定めている。
組合員は共同でデザインプラットフォームの研究開発を進め、これを活用して各自が実現したシステムを開発・事業化していくとしている。