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Synapticsが3億500万ドルでDisplayLinkを買収。映像圧縮技術の取得でポートフォリオ拡張

 Synapticsは20日(米国時間)、DisplayLinkと正式な買収契約を結んだことを発表した。買収金額は全額現金払いで3億500万ドル(約326億ドル)。2021年度の第1四半期までに契約完了の予定。Synapticsはこの取引によって年間約9,400万ドルの売上が追加されると見込んでいる。

 DisplayLinkは高性能なソフトウェアの映像圧縮技術を有し、ドッキングステーションなどのためのICやアクセサリを手がけているメーカー。SynapticsはDisplayLinkを得ることで、自身が手がける映像製品のポートフォリオを補完する。

 また、最近発表したBroadcomのワイヤレスIoT通信のポートフォリオと合わせて、Synapticsの長期的なIoT多様化戦略をさらに加速させることになるとし、最大4台の4Kディスプレイや、8K/10Kディスプレイ、USB4規格、ワイヤレスビデオドッキングおよびキャスティングを含めたソリューションをもたらすとしている。