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MacBookへのカメラカバー装着はディスプレイ破損の原因に。Appleが注意喚起

MacBookシリーズはWebカメラ動作中、インジケータが点いて使用中であることを知らせてくれる

 Appleは2日、ノートPC「MacBook」、「MacBook Air」、「MacBook Pro」へのカメラカバーの装着に関するサポート情報文書を公開した。

 カメラカバーは、プライバシー目的などでカメラを物理的に覆う後付けのカバー。Appleによれば、MacBookシリーズは設計上、ディスプレイとキーボードのあいだはごくわずかな隙間しかないため、カメラカバーを取り付けた状態でディスプレイを閉じると、ディスプレイが傷つくおそれがあるという。

 現代的なMacBookシリーズはカメラの部分とディスプレイが1つのカバーガラスで覆われているため、仮にディスプレイに傷がついてしまった場合、表面のガラスが割れる原因となりうる。また、内蔵カメラを覆うと環境光センサーにも干渉するため、輝度の自動調節やTrue Toneといった機能の妨げにもなる可能性があるとしている。

 このためAppleでは、カメラ横にある緑色のインジケータランプを見て、カメラが動作中であるかどうかを判断し、使用中であった場合、どのアプリがカメラを使っているのか、システム環境設定を調べるよう推奨している。

 職場でカメラのカバーの着用を求められている場合、通常のコピー用紙1枚の厚み(0.1mm程度)、もしくはそれより薄いものを利用する、接着剤の跡が残るようなものは使わない、0.1mm以上のものを取り付けた場合はカバーを外してからディスプレイを閉じるよう促している。