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Riot Games、ゲーマー向けに無償の24時間メンタルヘルス相談

 米Riot Gamesは8日(現地時間)、Crisis Text Lineと提携し、北米およびカナダ地域のゲーマー向けにメンタルヘルス相談サービスの提供を開始すると発表した。

 Crisis Text Lineは、SMSを利用して精神的な問題などについて秘密厳守のもと相談が行なえるサービスで、24時間いつでも利用できるもの。同サービスは、ゲーマーに馴染みのあるテキストベースのコミュニケーションであるとし、Riot Gamesでは今回の提携を通じて、自傷行為や自殺などを考えているゲーマーをサポートしていくとする。

 3月にはLCS(League of Legends Championship Series、同社ゲームの米国地域プロリーグ)が、学生向けにメンタルヘルスへの意識づけや教育を行なうActive Mindsとの提携を実施し、プロゲーマーの精神衛生面に関する話や健全にゲームを遊ぶ方法などについて、一般のゲーマーに対して情報提供を行なっている。

 北米地域のゲーマーを対象に社会的な価値について、Riot Gamesが2019年に実施した調査では、身体的/精神的な健康が首位となっており、精神面をサポートする方法について検討を重ねてきたという。同社では、ほかの地域も含めてゲーマーのメンタルヘルス改善に関する取り組みを展開していくとともに、コミュニティがより快適にゲームをプレイできるよう情報共有を続けていくとしている。