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Windowsの更新でHP製デスクトップにブルースクリーンが発生。暫定的な対処法を公開

 日本HP株式会社は、Windows Update後に同社製PCの一部でブルースクリーンが発生する問題について報告している。

 具体的には、個人向けデスクトップPC製品において、Windows Updateを適用後にエラーコード「KMODE EXCEPTION NOT HANDLED」のブルースクリーンが表示され、再起動されるといったもの。原因はWindows Updateで提供された更新パッチだとみられるが、特定までには至っておらず、情報収集を進めているという。

 同社では暫定的な対処法を図解つきで公開している。Windowsが正常に起動できる場合は、「システムの復元」を利用して問題発生以前の時点までロールバックし、Windowsの更新を一時停止する。これでも改善されない場合は、PowerShellからコマンドを通じて「18362.778」または「18363.778」を含む更新パッケージを削除する。

 正常に起動できない場合は、起動失敗時に表示されるトラブルシューティング画面から、「システムの復元」でロールバックを実行する。修復できなかった場合は製品の初期化を行なう。

 また、一連の対処法を試しても復旧できなかった場合は修理を申し込んで欲しいとしている。なお、現時点ではデスクトップPC製品のみが対象となっていて、ノートPC製品は含まれない。

 関連性は不明だが、対処法のなかで削除対象として挙げられているビルド18362.778および18363.778は、Microsoftが4月14日付けでWindows 10 バージョン1903/1909向けに公開した「KB4549951」が該当する。Microsoft Communityでは、このパッチの適用後にファイル消失やブルースクリーンなどの問題が発生するといった報告が4月下旬に上がっていた。