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パナソニック、世界初のHDR対応で小型/軽量な眼鏡型VRグラス
2020年1月7日 13:58
パナソニック株式会社は、世界初となるHDR対応の眼鏡型VR(仮想現実)グラスを発表した。
現在、没入感の高い疑似体験が可能な画質・高音質なVRグラスは、本体が大型化しヘッドバンドで頭部に固定する必要があるなど装着感に課題があるが、今回開発されたVRグラスでは、一般的なヘッドセット型ではなくより装着感に優れる眼鏡型を採用し、眼鏡型VRグラスとしては世界初のHDR表示にも対応する。
パナソニックでは、VRグラス向けデバイスメーカーの米Kopin Corporationと共同でマイクロ有機ELパネルを開発。4K超の高解像度とHDR表示に対応し、画素境界が網目のように見える「スクリーンドア効果」の発生を抑えた自然で滑らかな映像表示を謳う。本体には米Kopinと米3M、パナソニックで新たに共同開発した光学モジュールを採用することで、歪みを抑えた自然な映像を超単焦点で表示。小型・軽量で眼鏡のような形状を実現した。
同社では、TVやBDプレイヤーなど映像機器の開発で培ってきた信号処理技術、磁性流体を用いたテクニクス独自のダイナミック型ドライバーを採用することで振動板の正確なストロークを実現、超低歪再生を実現した音響技術、デジタルカメラLUMIXの光学技術のそれぞれを融合させることで、小型・軽量・眼鏡型で、臨場感あふれる仮想現実を良好な装着感で快適に体験できる高画質・高音質を両立したとしている。