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Red Hatが新ロゴ発表、Shadowmanが消えフェドラハットのみに

~“不吉”なイメージを払拭

 米Red Hatは、同社の新コーポレートロゴマークを発表した。

 以前のRed Hatロゴは、顔を隠してフェドラハットを被った「Shadowman」をあしらったものだったが、スマートフォンなどで上手くレンダリングできないことから、今回のロゴデザイン変更が行なわれた。

 新ロゴのデザインは、人影が消えてフラットなデザインの赤いフェドラハットだけというシンプルなものとなっている。

 同社はロゴデザインの変更にあたり、アソシエイトや顧客のほか、Red Hatについて知らない見込み顧客などを対象に、ロゴから想起する感情や考え、印象についての調査を実施したところ、「不吉、秘密っぽい、悪、コソコソしている」といった“憂慮すべき回答”がいくつか寄せられ、ロゴの男は誰なのか、何をしているのか、という疑問の声もあり、「物陰に潜む男」がオープンで協調的、包括的なコミュニティイノベーションを推進してきた同社の象徴であるという同社の考えと、実際に受けるイメージが一致していなかったため、ハットのみというシンプルなロゴが選ばれたという。

 新ロゴは、Linuxベースのパッケージ版OSを手に、データセンターに“こっそり出入り”する対抗意識の強い新興企業から、エンタープライズやハイブリッドクラウド環境向けのオープンソースソリューションプロバイダとして、世界の最大手企業や機関と毎日協業する企業へと成長し、“影から出てきた”Red Hatの進化を表すものとしている。