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Jackery製の400Wh大容量ポータブルバッテリが3月に国内販売

Explorer 400

 大容量ポータブルバッテリを手がけるJackeryは、3月初旬にも日本に本格進出し、Amazon.co.jpで製品を販売開始する予定だ。

 Jackeryは日本では馴染みが薄いブランドだが、日本で販売されているモバイルバッテリの多くのOEM/ODM生産を行なっており、知らずのうちにユーザーが購入して使っていた、ということも少なくない。その技術力は自動車メーカーのホンダにも認められており、ホンダ公式コラボ製品としての販売予定もある。

 同社は10,000mAh前後の小型製品も手がけているが、今度日本に進出するにあたって、おもに超大容量モデルに注力していくという。実際に今回Jackeryから編集部に送られてきたサンプルは、409.5Whの容量を誇る「Explorer 400」という製品だが、ホームページ上では容量が240Whの「Explorer 240」や、600Whの「Explorer 600」という2製品が、日本専用モデルとして用意されていることがわかる。いずれのモデルも価格は未定。

 競合となる製品は、Ankerの「PowerHouse」(434Wh)辺りとなるだろう。AnkerのPowerHouseは金属製筐体を採用し、重量が4.2kgとなっていたのに対し、Explorer 400は樹脂製で3.4kgと軽い。ハンドル部は厚みがあり、指に負荷がかかる部分にはラバーを採用しているため持ち運びやすい。また、PowerHouseのAC出力は最大120Wだが、Explorer 400は200Wと高出力なのが特徴。その代りファンを内蔵しており、動作時若干の駆動音がする。

 充電には付属のACアダプタ(20V/2.5A)で行なえるが、12V~30Vのあいだであれば(コネクタの形状と極性さえ合えば)充電できる。出力はシガーソケットが12V/10A、ACが100V/60Hz/200W、USBが5V/2.5A×2となっている。内蔵されているバッテリは3,200mAh×36セルで、容量80%を維持可能な充電サイクルは500回以上、動作温度は-10~40℃、保証期間は24カ月。

 200Wあれば普通のデスクトップPCは稼働させられそうで、PC Watchでは改めて本製品のレビューをお届けする予定だ。

製品パッケージも完全に日本語化済み
パッケージ内容物
本体正面に液晶を搭載しており、出力や入力W数がわかる
付属のACアダプタは20V/2.5A出力。もちろんPSEも取得している
本体底面にもPSEの記載がある