ニュース
ASRock、Realtek製2.5Gigabit Ethernet搭載Z390マザーなど
~8コアのCore 9000シリーズプロセッサに対応
2018年10月9日 01:00
ASRockは、Intel Z390チップセットを搭載したマザーボード10モデルを10月9日より順次発売する。価格はすべてオープンプライス。
Intel Z390はZ370の後継となる製品で、製造プロセスが22nmから14nmにシュリンクし、USB 3.1 Gen2をネイティブでサポートし、無線LANの論理層を内蔵。同様に14nmプロセスを採用したチップセットとしては、H370やB360、H310(C除く)があるが、これらはCPUのオーバークロックに非対応だった。また、Intel未発表の9000シリーズのプロセッサへの対応が謳われている。
フラグシップのTaichiシリーズからは「Z390 Taichi Ultimate」、「Z390 Taichi」が2モデルが投入される。いずれも10月9日発売で、税別店頭予想価格は前者が39,980円前後、後者が33,500円前後の見込み。
Ultimateのみ、AQUANTIA製の10Gigabit Ethernetを搭載し、IEEE 802.11acが2T2Rとなっている点が異なる。
ゲーミング向けのPhantom Gamingシリーズからは、「Z390 Phantom Gaming 9」、「Z390 Phantom Gaming 6」、「Z390 Phantom Gaming 4」、「Z390 Phantom Gaming-ITX/ac」の4製品が投入される。発売はGaming9と6が10月中旬~下旬、Gaming 4とITX/acが10月9日。税別店頭予想価格は順に35,980円前後、25,800円前後、18,500円前後、24,980円前後の見込み。
このうちGaming 9は、Realtekの2.5Gigabit Ethernetコントローラ「RTL8125AG」を初搭載。同社の測定によると、このコントローラはIntel I219Vと比較して小容量のデータ転送速度が大幅に向上するため、小パケットが多く流れるゲームにおいて遅延を抑えられるという。
一方でZ390 Phantom Gaming-ITX/acは、M.2 SSD用のヒートシンクがヒートパイプによってバックパネルI/O部まで伸びる仕様となっており、M.2 SSDの動作温度を大幅に下げられるという。
スタンダードシリーズは「Z390 Extreme4」、「Z390 Pro4」、「Z390M Pro4」、「Z390M-ITX/ac」の4モデル。いずれも10月9日発売で、税別店頭予想価格は順に23,800円前後、15,980円前後、15,980円前後、18,500円前後の見込み。
このうちZ390 Extreme4とZ390 Pro4はATX、Z390M Pro4は唯一のmicroATX、Z390M-ITX/acはMini-ITXモデルとなっている。