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AMD、Vega GPUを2基搭載した「Radeon Pro V340」

 米AMDは26日(現地時間)、ラスベガスで開かれた仮想化技術イベントVMworldにて、VegaベースのGPUを2基搭載したビデオカード「Radeon Pro V340」を発表した。2018年第4四半期よりパートナー各社から出荷される。

 Vegaアーキテクチャに基づくGPUを2基搭載し、仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)に好適。VDI向けのGPUとしてははじめて32GBになるHBMを搭載し、ビデオメモリ1GBで32ユーザーをホスト可能。複雑なデザインやメディアのワークロードをサポートする。

 同社のハードウェア仮想化技術「MxGPU」を搭載。業界標準のSR-IOV(Single Root I/O Virtualization)をベースとし、高速、安定、および予測可能な性能を提供するという。

 GPUのCU数は56×2(7,168基)とされており、Radeon RX Vega 56をベースとしたものとみられる。TDPは300Wで、パッシブクーラーを搭載。電源はPCI Express 8ピン×2を使用する。GPUの動作クロックなどは明らかにされていない。