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Amazon、タッチ対応の円形ディスプレイがついたスマートスピーカー「Echo Spot」

Echo Spot

 Amazon.co.jpは、円形ディスプレイがついたスマートスピーカー「Echo Spot」を発表した。価格は14,980円で、20日より予約受付を開始、7月末に出荷する予定。

 前面に480×480ドットの2.5型円形ディスプレイを搭載したスマートスピーカー。従来のEchoシリーズは、音声で答えることしかできなかったが、タッチディスプレイがついたことにより、ビジュアルで情報を表示し、タッチでインタラクトすることが可能になった。

 たとえば、アイドル時にはつねに時計や天気を表示しておくことが可能。「新宿付近で上映している映画は?」と聞くと、映画のキービジュアルとともに情報を表示できる。フラッシュニュースや天気予報のライブ番組、料理レシピサイトの映像なども映し出すことができ、より用途が広がった。

 現在、Alexaのスキルは950以上登録されているが、新たにEcho Spotのディスプレイを活かしたスキルも登場。製品投入時には50以上のスキルを用意し、「JTBホテル」によるホテルの予約や、「カラオケJOYSOUND」による映像/歌詞を見ながらのカラオケ、ネットギアジャパンのネットワークカメラ「Arlo」と連携した映像表示機能などを備える。

Echo Spot
画面がついたことによる利便性の向上
映画上映の検索結果では、映画のキービジュアルとともに表示される
Echo Spotに対応した映像コンテンツも再生可能に
さまざまなスキンをカスタマイズできる
Alexaの国内の対応スキルは950以上
新たなスキル開発用にテンプレートが用意される
製品投入時は50以上のSpot専用スキルが用意される予定
NHKのAIアナウンサー「ヨミ子さん」もビジュアルつきになった
JOYSOUNDのカラオケも歌詞/映像つきで
「DELISH KITCHENの簡単レシピ検索」は、料理づくりを映像コンテンツでサポート。映像の巻き戻しなども音声コマンドで行なえる

 また、本体上部にカメラを内蔵している点も特徴。2018年後半にはコミュニケーション機能が実装される予定で、スマートフォン向けのAlexaアプリからのメッセージの送受信や、カメラ機能を活かしたビデオ通話、部屋のなかの様子を覗く“呼びかけ機能”(標準ではプライバシー保護のためオフ)が利用可能になる予定。

 4つのマイクとビームフォーミング技術、強化されたノイズキャンセレーション、第2世代の遠隔音声技術を採用し、部屋のなかのさまざまな場所からの音声コマンドに応答できる。本体上部にミュートボタンを備えており、マイクとカメラ機能を完全にオフにできる。

スマートフォンのAlexaアプリからテキストメッセージを送信できる。Echo Spot側では表示/再生が可能なほか、返信も音声入力で行なえる
カメラを備えており、ビデオ通話や呼びかけ機能をサポートする予定

 内蔵スピーカーは1.4インチの2W出力だが、Bluetoothまたは3.5mmステレオミニジャックを介して外部のスピーカーに出力可能で、音楽再生を強化できるとしている。ネットワークはIEEE 802.11a/nを採用。電源はACアダプタを利用する。

 本体サイズは104×97×91mm(幅×奥行き×高さ)、重量は419g。本体色はブラックとホワイトの2種類が用意される。

2色のカラバリ
本体上部には音量調節ボタンとミュートボタンを装備
本体背面には3.5mmステレオミニジャック出力を備える
ACアダプタはキューブ型
家庭内のさまざまな場所にマッチするデザイン