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ZOTAC、世界初のPascal版Quadro搭載のミニPCベアボーン

大型のクーラーが目を引く「QK7P5000/P3000」

 ZOTACは9日(香港時間)、NVIDIA Quadroを搭載する世界初のミニワークステーション「ZBOX Q」シリーズ3機種を発表した。Quadroを搭載しつつ、通常のタワー型ワークステーションに比べて全高をコンパクトな62.2mmまたは71.5mmとした。また、うち1機種はVESAマウントへの装着にも対応しており、作業環境とグラフィック性能の両立を可能とする。

 発表されたのは「QK7P5000」、「QK7P3000」、「QK5P1000」の3機種。前2機種が同じケースなのに対し、QK5P1000のみ、幅や奥行きを抑えてやや背が高いモデルとなっており、VESAマウントに対応する。

QK7P5000/P3000

 シリーズ共通のコンセプトは小型なワークステーションであり、3機種とも2基のギガビットイーサネットポートや、Pascal世代のQuadroを搭載する点は変わらない。

 搭載CPUはそれぞれQK7P5000とQK7P3000がCore i7-7700Tとなっており、QK5P1000はモバイル向けのCore i5-7200Uが搭載される。GPU順にQuadro P5000 (16GB GDDR5)/Quadro P3000 (6GB GDDR5)/Quadro P1000 (4GB GDDR5)。

 ストレージ用インターフェイスは、QK7P5000とQK7P3000がM.2形状のPCI Express x4またはSATA(2242/2260/2280)を持つのに対し、QK5P1000のM.2スロットはSATA接続(2242のみ)となる。

 メモリスロットはDDR4 SO-DIMM×2で、QK7P5000とQK7P3000がDDR4-2400、QK5P1000がDDR4-2133に対応。また、QK5P1000はストレージのアクセスランプがなく、USB 3.1 Type-Cポートも備えていない。

 QK7P5000/QK7P3000の本体サイズは共通で203×210×62.2mm(幅×奥行き×高さ)。背面のポート類がHDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×2、USB 3.0 Type-A×2、USB 2.0×2、Gigabit Ethernet×2、ワイヤレス接続用のアンテナ接続端子が1基となっている。

 QK5P1000の本体サイズは184.6×184.6×71.5mm(同)。背面のポート類がHDMI 2.0×2、USB 3.0×2、Gigabit Ethernet×2、ワイヤレス接続用のアンテナ接続端子×2。