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Samsung、独自CPUコアで3GHz目前まで迫ったスマホ用プロセッサ「Exynos 9810」
2018年1月5日 15:58
Samsung Electronicsは4日(韓国時間)、Exynos 9シリーズの最新プロセッサ「Exynos 9810」を正式発表した。
第2世代の10nm FinFETプロセスルールにもとづいて製造された8コアCPUで、うち4基は第3世代のカスタムCPUを採用(残り4基は1.9GHzのCortex-A55)。カスタムCPUコアは、パイプラインやキャッシュメモリを拡張したアーキテクチャと、最大2.9GHz駆動を実現したことにより、前世代製品からシングルコア性能は2倍、マルチコア性能は40%向上したという。
また、ニューラルネットワークをベースとした深層学習において性能を向上し、人物の認識や深度のセンシング、3D顔認証技術を実現。また、セキュリティプロセッシングユニットを分離して搭載することで、指紋や顔認証といった情報を保護できるという。
LTEモデムは業界ではじめてCat.18をサポートし、5キャリアアグリゲーションや4x4 MIMO技術、256-QAMなどにより、1.2Gbpsの下り、200Mbpsの上り通信速度を実現。4K解像度のビデオや、360度カメラのビデオの転送も実現するとしている。
このほか、マルチフォーマットコーデック(MFC)は新たに4K/120fpsをサポートするとともに、10bit(約10.7億色)のHEVC/VP9への対応が図られた。