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手ぶら(?)で荷物を持ち運べる自走式スーツケース来年国内販売

Travelmate

 合同会社イーコネクトは、米Travelmate Robotics製の自走式スーツケース「Travelmate」を2018年2月に先行予約受付を開始し、同年4月に販売を開始する。

 税別価格は、本体サイズが550×200×400mm(幅×奥行き×高さ)のSサイズが126,000円、690×290×490mm(同)のMサイズが149,000円、750×310×520mm(同)のLサイズが176,000円。

 スーツケース内にモーターおよびバッテリ、カメラやBluetoothといった各種センサーを搭載し、ユーザーを自動追尾して自走するスーツケース。約23kg前後の荷物を積載でき、最大時速9km、最長4時間自走する。障害物の自動回避機能も備えており、多少の段差も乗り越えられるとしている。本体を縦にしても横にしても自走できる(安定性では横方向のほうが上がる)。

 Bluetoothによってスマートフォンと接続し、専用アプリから各種ステータスを確認できる。内部の重量センサーによって積載量を検知でき、航空機の荷物預かり時に使えるという。また、GPSも内蔵しており、紛失時に場所を地図上で確認すもできる。

 本体上部および周囲にLEDライトを配しており、移動する方向の点滅やバッテリ残量の確認、イルミネーションとして使うことができる。USBポートを2基搭載し、スマートフォンといったUSB機器への充電が可能。

 本体の施錠や解錠もスマートフォンから行なう。解錠コードは友達や家族と共有でき、旅先で家族に開けてもらうといったことが可能。また、今後アプリのアップデートにより、さまざまな新たな機能が実装される予定だとしている。

 米国から来日した同社社長兼チームリーダのMax Kovtun氏は、「10年前にスマートフォンが登場するまで、携帯電話はほぼ電話とメールぐらいしか機能がなかったが、スマートフォンの登場によってその状況が一変した。Travelmateも、過去数百年に渡って大きな変化がなかったスーツケースというフォームファクタを大きく変えるものであり、世界に革新がもたらされるものだ」と述べた。

スマートフォンがもたらした電話の進化
スマートフォン登場当初、誰もがその存在意義に疑問を持っていた
この革新がスーツケースにももたらされる
アプリによってさまざまな機能を追加できるようになる
追加される機能の例
Travelmateのおもな仕様
Travelmateのおもな特徴
サイズおよび価格