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ハギワラ、自己暗号化付きドライブのコピーに対応したデュプリケータ
2017年11月15日 15:35
ハギワラソリューションズ株式会社は、業界で初めてWindowsの暗号化機能「BitLocker」のハードウェア暗号化に対応したSSDなどをコピーできるSATAドライブデュプリケータ「DPCB-100A」を2018年1月に発売する。
BitLockerはハードウェアで暗号化を行なう自己暗号化ドライブ(SED)に対応しているが、これまでSEDに対応したデュプリケータはなかった。今回投入される製品は業界初となり、SEDの高速コピーでなく、一般的なドライブの高速コピーを、最大4台まで同時に行なえる。
コピー先のドライブのいずれかでエラーが発生した場合でも、正常なドライブのみでコピー作業を継続できる。専用のSATAコネクタ基板でドライブと接続するため、摩耗しやすいこの部品のみを交換できるとしている。
コピーは全領域と最終パーティションまでの2つのモードに対応。また、データのコンペアやリード/ベリファイテストによるスクリーニング機能、Security Erase Unitコマンドの発行による完全データ消去も可能。
本体上部に作業状況や各ドライブの状況を確認できるLCD画面とLEDを装備。PC用の専用ソフトウェアを提供し、ログ情報の記録や、接続したドライブの情報(S.M.A.R.Tなど)の取得や容量クリッピング作業が行なえる。
コピー元ドライブは1台、コピー先ドライブは最大4台。コピー速度は18GB/分で、PCとの接続インターフェイスはUSB 3.0。本体サイズは300×225×285mm(幅×奥行き×高さ)、重量は6.7kg。