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Razer、ベイパーチャンバーで冷やす17.3型4Kゲーミングノート

~GeForce GTX 1080搭載でG-SYNC/Adobe RGB 100%サポート

Razer Blade Pro

 米Razerは20日(ドイツ時間)、GeForce GTX 1080を搭載する17.3型のモバイルゲーミングノート「Razer Blade Pro」を発表した。米国および欧州で11月より出荷予定で、価格は3,699ドルから。

 今回発表された新しいRazer Blade Proは、従来モデルのデザインを踏襲することなく、新規に設計。アルミニウム一体成形の筐体は厚みが約22.5mmほどしかないものの、クアッドコアのCore i7、そしてデスクトップ版GPUのGeForce GTX 1080といったハイエンドパーツを搭載。デスクトップクラスの性能を維持しつつ、ポータビリティを犠牲にしたくないというエンスージアストおよびパワーユーザー向けに特化したシステムとなっている。

 熱対策にも力が入れられており、世界でもっとも薄いとするベイパーチャンバーによる冷却機構を採用。温度の上昇を抑え、ホットスポットの熱を即座に拡散させるという。HTC Vive、Oculus Rift、OSVR HDK 2の最小動作環境を満たしており、VRも体験可能。

 PCIe接続のM.2 SSDをRAID 0構成で実装しているため、アクセス性能も高く、最大で2TBまで増量できる。ディスプレイは17.3型IGZOの4K液晶で、NVIDIAのG-SYNCをサポート。さらに、Adobe RGBカバー率100%となっている。

 キーボードはパンタグラフではなく、同社の超薄型メカニカルスイッチを採用。押下圧65gで、フルサイズのメカニカルキーボード並みとしている。また、キーボードの右側にはトラックパッドが付属しており、キーボードと同様にイルミネーション機能の「Razer Chroma」をサポートする。

 標準構成時の主な仕様は、CPUがCore i7-6700HQ(2.6GHz)、GPUがGeForce GTX 1080(8GB)、メモリ32GB、PCIe M.2 SSD 512GB×2(RAID 0)、マルチタッチ対応17.3型IGZO 4K(3,840×2,160ドット)液晶ディスプレイ、OSはWindows 10を搭載。

 インターフェイスは、Thunderbolt 3、USB 3.0×3、HDMI 2.0、SDXCカードリーダ、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11ac無線LAN、Bluetooth 4.1、音声入出力などを装備。

 本体サイズは424×281×22.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.54kg。バッテリは99Whr。

内部構造

 国内で発売されるかは不明。