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Western DigitalからWD Blue/Greenブランドを冠した“SSD”が登場
2016年10月12日 12:24
米Western Digitalは11日(現地時間)、米SanDisk買収後では初と思われるコンシューマ向けSSD「WD Blue」および「WD Green」シリーズを発表した。
同社が展開しているHDDと同じブランド名を冠したSSDで、フォームファクタは2.5インチとM.2 2280の2種類を用意。インターフェイスはSATA 6Gbpsで、容量はWD Blueが1TB/500GB/250GB、WD Greenは240GB/120GB。
WD Blueはマルチタスク処理や過大なリソースを要するアプリに最適化されたSSDで、ノートPCとデスクトップPCのどちらにも適しているという。WD GreenはエントリークラスのSSDで、超低消費電力を特徴とし、バッテリによる長時間駆動を可能とする。仕様上、WD Greenの平均消費電力は50mWで、WD Blueは70mWとなっている。
発売時期については、WD Blueは米国の公式サイトで既に販売中となっており、各国に向けての出荷も始まっている。WD Greenに関しては第4四半期の後半に販売予定としている。保証期間は3年間。
主な仕様と価格は下表の通り。
【表1】WD Blue SSDのスペック | |||
---|---|---|---|
1TB | 500GB | 250GB | |
シーケンシャルリード | 545MB/s | 540MB/s | |
シーケンシャルライト | 525MB/s | 500MB/s | |
ランダムリード | 100,000IOPS | 97,000IOPS | |
ランダムライト | 80,000IOPS | 79,000IOPS | |
TBW(総書き込み容量) | 400TB | 200TB | 100TB |
MTTF(平均故障間隔) | 175万時間 | ||
価格(2.5インチ/M.2) | 299.99/319.99ドル | 139.99/159.99ドル | 79.99/89.99ドル |
【表2】WD Green SSDのスペック | ||
---|---|---|
240GB | 120GB | |
シーケンシャルリード | 540MB/s | |
シーケンシャルライト | 465MB/s | 430MB/s |
ランダムリード | 37,000IOPS | 37,000IOPS |
ランダムライト | 68,000IOPS | 63,000IOPS |
TBW(総書き込み容量) | 80TB | 40TB |
MTTF(平均故障間隔) | 175万時間 | |
価格 | 未定 |
なお、今回発表されたSSDは、SanDiskが展開しているExtreme PROおよびUltra IIとはシーケンシャルリード/ライトの仕様が若干異なっており、ただ単にWDのラベルを貼っただけというわけではなさそうだ。
執筆時点では日本で発売されるかは不明だが、国内のWestern Digitalの公式Webサイトには、WD Blueのページが設けられている。