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いよいよ完成間近。ウォーターマークが消えたWindows 10プレビュー版「Build 14383」

デスクトップ右下のウォーターマークが消えている

 米Microsoftは7日(現地時間)、Windows 10 Insider PreviewのPC版およびモバイル版最新ビルドとして「Build 14383」をFast ringでリリースした。

 今回のビルドではデスクトップの右下に表示されていたビルド番号などを示すウォーターマークが削除されており、これは8月2日に公開予定のAniversary Updateに向けた調整のためとしている。

 PC版の主な修正点は、下記の通り。

  • Edgeの拡張機能のペインに表示されていた「ストアから拡張機能を取得する」のリンクをクリックした際に直接ストアに飛ぶようになった。
  • ビルドをアップグレードしても、アクションセンターのクイックアクションのアップデートが保持されるようになった。
  • Surface Bookで外部ディスプレイをプライマリに設定していた場合に、外部ディスプレイを外すとSurface Book側のディスプレイが縦表示されてしまう問題を修正。
  • 「設定」がタスクバーのプレビューウィンドウ上にメディアコントロールを表示してしまう問題を修正。
  • 異なるDPIのデュアルディスプレイ間をまたいでファイルの比較などを行なった際に、表示が正しくされていなかった問題を修正。
  • ハイコントラスト表示において、アプリバーの「…」といったマークが見えない問題を修正。
  • リモートデスクトップ利用時に最大化したウィンドウが、リモートデスクトップのダイアログの背面に即座に隠れてしまう問題を修正。
  • いくつかのディスプレイでエクスプローラーのツールチップが表示された際に固まってしまう問題を修正。
  • Microsoft Arc Touch MouseのようないくつかのBluetoothマウスにおいて、画面間でカーソルを移動させると、加速がおかしくなる問題を修正。
  • 字を読み上げるナレーター機能をEdge上でスキャンモードで利用している際に、ハイパーリンクが付いていることを指摘しない問題を修正。
  • EdgeでLastPassの拡張機能を有効にしている場合に特定のサイトで発生していたメモリリーク問題を修正。

 PC版の既知の問題としては「2016年7月15日に期限が切れる」というポップアップが表示される問題があるが、本当に期限が切れるわけではなく、今後このダイアログは表示されなくなるという。また、Windows Server 2016 Tech Preview 5において、セキュアブート有効時に仮想マシンの起動に失敗する問題が残されている。