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macOS Venturaの「システム設定」はここが変わった!
2022年11月29日 06:47
最新のmacOS Venturaでは、ステージマネージャや連係カメラ、iCloud写真共有ライブラリなど、多数の新機能が搭載されています。これらの派手な機能に目が行きがちですが、実は「システム設定」(旧システム環境設定)も劇的に変わりました。いったいどこが変わったのか、しっかりと違いを押さえておきましょう。
iOSとの共通化が進んだVenturaの「システム設定」
macOSの各種設定を行なうソフトウェアは、これまで「システム環境設定」と呼ばれていましたが、macOS Ventura(以下、Ventura)では「システム設定」という呼び名に変わりました。
また、ユーザーインターフェイスも刷新され、これまでの「システム環境設定」ではマス目状に並んでいた各設定項目が、ウィンドウ左側にずらりと並びます。
そのため、画面のスクロールが極力発生しないようにレイアウトされていたこれまでの「システム環境設定」と異なり、Venturaではスクロールしながら設定項目を確認する必要があります。
一覧性が低下したようにも思えますが、無理に1画面に収めないことでレイアウトはすっきりとした印象。iPhoneやiPadの「設定」アプリのインターフェイスに近づいた形です。
さらに、設定内容の見直しも細かく行われ、新たに登場した項目もあります。ここでは、Venturaの設定項目の中で、特に注目すべきものをピックアップして解説していきます。
[Wi-Fi]項目が新たに独立
Venturaではこれまで[ネットワーク]項目内にあったWi-Fi設定が独立。新たに[Wi-Fi]という項目名が表示されます。
ここではWi-Fi接続のオン/オフだけでなく、今まで接続したことのあるネットワークを確認したり、そのWi-Fiのパスワードを簡単にコピーしたりできます。
新登場の[ロック画面]
新たに追加された[ロック画面]項目には、これまでバラバラに存在していたロック画面に関する設定が集約されています。
たとえば、ディスプレイをオフにするまでの時間は従来[バッテリー]項目内で設定しましたが、Venturaではこの[ロック画面]内から設定します。
また、ロック画面にメッセージを表示するといった設定もここから行なえます。
さまざまな項目が[一般]に集約
[一般]項目には、今まで独立したアイコンで存在していた[ソフトウェア・アップデート]や[言語と地域]、[日付と時刻]、[共有]、[Time Machine]といった数々の項目がごっそりとまとめられました。
また、新たに[AirDropとHandoff]項目が加わり、「システム設定」の中で各種変更ができるようになっています。
危険なパスワードを警告してくれる[パスワード]
[パスワード]項目では、「セキュリティに関する勧告」という機能が追加され、危険なパスワードをまとめて警告してくれます。Appleの漏洩データベースに一致するパスワードなどがあると教えてくれるので、警告を受けたパスワードは速やかに変更しましょう。
Mission Controlは[デスクトップとDock]内で設定
従来の[Mission Control]の設定は、[デスクトップとDock]の中に格納されました。Mission Controlを呼び出すためのキーボードショートカットやホットコーナーの設定はここで行ないます。