編集部・ライターの今年“これ買った”!

軽くて丸いモニターアーム!モニター台座をなくしたら空間がめっちゃ広がって快適!

このコラムは、編集部員やライターがこの1年を振り返り、実際に買って「良かった!」と思う製品を簡単に紹介するコーナーです。
モニターアーム「COFO無重力モニターアームPro」をPCデスク「LEAN(リーン)」に取り付け、PCデスク上にオーディオインターフェイスなどを仮置きした段階。まだレイアウトを変更するつもりなので、ケーブルレールはほとんど使っていないが、この状態でもPCデスクの上はスッキリして気持ちが良い

 7年前に購入したダイニングこたつとこたつチェアを使ってテレワークをしていたが、こたつの天板のコーディングが剥がれてしまったり、こたつチェアの背もたれカバーが破けてしまうなど随分と痛んでしまった。こたつチェアは昨年限界を迎えたため、ハーマンミラーのアーロンチェアと交換した。今年はPCデスクを購入し、こたつから完全に卒業しようと決めた。その流れでモニターアームも購入するのだが、まずは順を追って進めたい。

新しいPCデスクはコクヨの「LEAN(リーン)」

 PCデスクを選ぶときに、これまでダイニングこたつで不満だったことを解消しようと考えた。冬はダイニングこたつでぬくぬく仕事をして快適だったので、決してこたつが嫌いになったわけではない。

  1. 下にイスを収納できるもの
  2. 天板がホワイトカラーのもの
  3. モニターアームを付けやすいもの

 (1)はアーロンチェアがこたつチェアよりも背が高く、肘掛けがダイニングこたつに当たってしまい、こたつの下に収納することができず困っていたため。(2)はこたつの天板が木目で茶色のものを使っていたので、次はホワイトカラーにしたかったため。(3)は天板とやぐらに布団を挟むタイプのこたつで、天板にモニターアームを付けることができなかったため。いずれも単純な理由なので、普通のPCデスクに変更すればだいたいは解決する。

 PCデスクは選択肢がいろいろあったが、迷いに迷ったあげく最終的にはコクヨのオフィス用PCデスク「LEAN(リーン)」を選んだ。幅×奥行き×高さが80×70×72cm、天板がホワイトカラー、引き出しなし(オプションで追加可能)、組み立てサービス付きで2万1,560円。バリエーションとしては、幅が10cm刻みで80〜140cm、奥行きが60cmまたは70cm、天板と本体のカラーがナチュラルとホワイトの4種類の組み合わせ、引き出しの有無などがある製品だ。

LEANは奥側の中央と左右の3箇所にクランプ式の金具を取り付ける穴が空いており、モニターアームやマイクアームを無理なく装着できるデザインとなっている

 室内でLEANを組み立ててもらうときに、ダイニングこたつは4,180円を支払って引き取ってもらった。フリマで売ったり粗大ゴミに出したほうが安いけど……冬の重労働はHPが持たなそうだったので、そのようにして処分した。

モニターアームは「COFO無重力モニターアームPro」

 ダイニングこたつからPCデスクであるLEANに買い換えたことで、ようやくモニターアームを付けることができるようになった。モニターアームは以下の3点を重視して選んだ。

  1. 設置が大変ではないもの
  2. ホワイトカラーがあるもの
  3. デスクを傷つけないもの

 (1)はモニターアームにモニターを付けたり外したりするのが大変で、重いモニターを落としそうになるのが怖いといったレビューをいくつか見て気になったため。(2)はPCデスクをホワイトカラーにするなら、モニターアームも同じカラーにしたかったため。(3)は競合製品を調べていると、そのまま設置するとデスクに傷が付く、そういったことが写真付きで指摘されていたためだ。別売りの保護パットを使えば解決できそうなので、それほど問題視しなくても良さそうに思った。

 モニターアームは定番の有名どころを購入するつもりだったが、新定番になりそうなCOFOの「COFO無重力モニターアームPro」を選んだ。ダブルメカニカルスプリング式シングルモニターアームのホワイトカラーで2万1,999円。バリエーションとしてはタイプがシングルとデュアル、カラーがブラックとホワイトを選択できる。

COFO無重力モニターアームProは、モニター背面に専用のVESAパネルを取り付ける
VESAパネルをモニターアームの先端に上からスライドさせるだけで、簡単に取り付けられる仕組み。大きくて重いモニターでも取り付けと取り外しにあまり苦労しないのは嬉しい
クランプのデスク接地面には柔らかい素材が使われているので、デスクを傷つけないことを期待したい

 「まるで、無重力。指先一つで動かせる。やみつきになる操作性。」というキャッチコピーは嘘ではなく、モニターを動かすのにあまり力を入れる必要がないのには驚いた。角張っていない丸みを帯びたデザインであることも好みだ。ブラックフライデー期間だったため、選択肢に入れた競合製品も安かったが、最後は見た目で選んだ。

マイクアーム「Elgato Wave Mic Arm LP」やXLRケーブルもホワイトに

 PCデスクの奥側の左右の穴には、モニターの下側を通るマイクアーム「Elgato Wave Mic Arm LP」のホワイトカラーを取り付けた。左側がマイク「SHURE SM7dB」、右側がカメラ代わりの「iPhone 13 mini」だ。マイクやカメラが視界の邪魔にならないのは良い。

 モニターの台座をなくしたことで、PCデスクのデットスペースが大幅に減った。モニターアームの手前には、置き場所に困っていたオーディオインターフェイス「MOTU M4」や「Elgato Stream Deck MK.2」などを仮置きし、モニターアームの後ろにはヤマハのサウンドバー「YAS-109」を仮置きしてみた。

マイクアームの中にケーブルを隠すスペースはあるが、元のケーブルでは長さが足りなかった
せっかくだからオーディオテクニカのホワイトカラーのケーブル「BX3/3.0」を購入し、PCデスクの上に置いた「MOTU M4」と接続。その上に「Elgato Stream Deck MK.2(ホワイト)」を仮置きした
27型ゲーミングモニターの台座が大きいため、PCデスクの奥から約29cmが物を置けないデットスペースになっていた。モニターアームを使えばデットスペースが机の奥から約17cmに狭まり、奥行きが12cmも広くなり、モニターの下にさまざまなものを置けるようになって快適だ

 PCデスク周りのレイアウトはこれからじっくり考えて、納得のいくものに決まってからケーブルを買い換えたり、アームやデスクのケーブルレールに隠したりするつもりだ。ホワイトカラーのデスクシェルフや小物入れも購入したい。ただし、完全にブラックをなくすことはできないので、ホワイト一色ではなく、ブラック&ホワイトの色の調和を目指したい。