簡単なのにすごい! Photoshop 1分講座

ぐっと実用的になった新機能「画像を生成」と「参照画像」の使い方

 2024年7月のアップデートでPhotoshopの生成AI機能が強化されました。中でもこれまでベータ版にあった「画像を生成」が正規版に実装され、Photoshopの生成AI機能がぐっと実用的になりました。画像を生成」は現状のAdobe Firefly最新モデル「image 3 モデル」を使用しており従来のPhotoshop生成AI機能「生成塗りつぶし」よりも精度の高い生成が可能です。今回はその「画像を生成」の使い方を解説します。

動画版
コンテキストタスクバーから「画像を生成」をクリック。するとダイアログが表示されます
ダイアログ右側の画像はクリックすることでその画像のプロンプトが表示されプロンプトの参考として活用することができます
プロンプトに「草原を楽しそうに走るゴールデンレトリバー」と入力します
コンテンツタイプを「写真」にして「生成」をクリックします
すると従来のPhotoshopよりも高品質な画像が生成されました。
次に同じプロンプトで別のテイストで画像を生成してみます。先ほどと同様にプロンプトを入力します
今度はコンテンツタイプを「アート」にします
次に「参照画像」を選択し、油絵風の画像を指定します
そして「生成」をクリックすると先ほどとは同じプロンプトで油絵風の画像が生成されました

 「参照画像」を使うことでこれまでよりも生成する画像をイメージに近づけることが可能になりました。ただし「参照画像」として使う画像は著作権に十分注意する必要があります。ネット上にある画像を不用意に使うことはやめましょう。

パパ

映像制作会社などを経て2017年フリーランスとして独立。現在はSNSを中心にPhotoshopの作品メイキング、チュートリアルを投稿している。複数の写真を使い1枚のアート作品を作るフォトマニュピレーションの動画は200万回再生を超え、現在YouTubeのチャンネル登録者数は約11万人、Twitterフォロワーは約6万5千人。また2022年10月からAdobe Community Evangelistとして 講師やセミナー、メディア出演、書籍執筆などを通しノンデザイナーやノンプロ向けに「作れる面白さ」を精力的に発信している。Twitterは@StudioT_ppp