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Windows 10サポート終了を見据え、データ移行ソフトを内蔵した外付けSSD/HDD

 アイ・オー・データ機器は、2025年10月14日にサポート終了するWindows 10の動向を見据え、容易に操作できるデータ移行ソフトをプリインストールした“BizDAS”シリーズのUSB外付けSSD「SSPD-SUTC/S」、USB外付けHDD「HDPD-SUTC/S」シリーズを9月下旬に発売する。

 容量ラインナップおよび価格は、SSDの500GBモデルが2万4,310円、1TBモデルが3万7,840円、2TBモデルが6万3,690円、HDDの1TBモデルが1万9,360円、2TBモデルが2万9,260円、4TBモデルが3万9,050円。SSDには4TB/8TBモデルもオープンプライス/受注生産で用意される。

 いずれの製品も新しいソフトウェア「Sync Connect+」がプリインストールされる。製品をPCと接続すると自動に立ち上がり、ウィザード形式でPCのデータを丸ごとバックアップ。別の新しいPCに接続すると、同様にウィザード形式でユーザーのドキュメントや写真、ミュージックといった主要フォルダを復元できる。

 特徴としては、バックアップ自体は設定したドライブを丸ごと行なうのに対して、復元は基本的にユーザーのドキュメントなどシステムに影響を与えない範囲に限定して行なう点。バックアップ元PCのデータはすべてコピーされているため、復元の際の煩雑性を最小限に抑えつつも、ユーザーが手動で指定の特定のフォルダからデータを取り出すことが可能で、バックアップ元PCをリース返却したり破棄したりしてもデータが消失することはない。

 データ移行以外にも、指定したフォルダをスケジュールに従ってバックアップする機能を搭載しており、データ移行したあとはデータバックアップ用として活用できる。また、パスワードとハードウェアAES 256bit暗号化で保護されている。ケンジントンスロットも搭載し、セキュリティ性を高めた。筐体はMIL-STD-810H準拠の堅牢性も備えている。

 両製品ともにインターフェイスはUSB 5.0。本体サイズは、SSPD-SUTC/S全モデルおよびHDPD-SUTC/Sの1TB/2TBモデルが約84×130×19mm、HDPD-SUTC/Sの4TBモデルが約84×130×25mm。重量はSSPD-SUTC/S全モデルが約150g、HDPD-SUTC/Sの1TBモデルが約180g、2TBモデルが約200g、4TBモデルが約260g。

 なお、Sync Connect+は製品発売とほぼ同時の9月下旬に単体でも無償ダウンロード提供する。同社の外付けHDD/SSDなどで利用できる。