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ロジクール、中/小会議室向けの一体型ビデオ会議システムを展開。人感センサー搭載で自動フレーミングなど対応

Rally Bar(ホワイト)のPCバンドルモデル

 株式会社ロジクールは20日、法人向けのビデオ会議システムとして、中会議室向けの「Rally Bar」および、小会議室向けの「Rally Bar Mini」を発表した。前者は本日発売で、後者は春に発売予定。

 Android端末でも利用可能な内部にコンピュータを内蔵した「アプライアンスモード」の製品、付属のパソコンを利用する「PCモード」の製品、そして持ち込みのパソコンを利用する「USBモード」の製品の3種類がある。これに加えてZoom版とTeams版が用意され、価格はUSBモードでの単体利用では39万5,500円(税別)で、アプライアンスモードのZoom版では52万6,000円(税別)など、それぞれ値段が異なる。本体色はグラファイトとホワイトの2色。

3つのモードで提供
大中小の会議に各ソリューションを展開
すでに提供済みの大規模会議室向けの「Rally Plus」
中小会議室向けの「Rally Bar」
小会議室向けの「Rally Bar Mini」

 ロジクールではこれまでにカメラ・マイク・スピーカー一体型の会議システムとして、大規模会議室向けに「Rally Plus」を提供してきたが、今回中小会議室向けを新たに追加することで、ソリューションを強化する。

 それぞれ4K解像度のカメラを内蔵し、Rally Barは画角90度で15倍ズーム、Rally Bar Miniは画角120度で4倍ズームに対応。人感センサーを内蔵しており、会議室内の全員が映るように自動的にチルト・パン・ズームでフレーミングを行なうほか、色調や音声の最適化も実行する。

 発表当日に行なわれたオンライン発表会では、新製品の特徴などを説明。同社はコロナ禍でZoomといったビデオ会議アプリの急激な利用が増えていることから、ビデオ会議システムの利用もまた伸長傾向にあるとし、同社ではビデオ会議システムのソリューションで昨対比3倍の成長を実現したという。実例として、日本無線株式会社への100台弱の導入、その他大手企業への200台規模の導入が行なわれたと述べた。

 同社のビデオ会議システムのソリューションは、柔軟に設置が行なえることや、さまざまな状況に対応可能なオプションが用意されていることも強みとする。

 ロジクールはニューノーマルな社会への変化により、今後もテレワークを実施する企業は増えるとしており、同社のビデオ会議システムの顧客拡大を図る構えだ。