キヤノン、月額13,000円で使えるビジネス向けインクジェットA3複合機

WG7350F/FM

　キヤノンは、オフィス向けのインクジェットA3複合機「WG7350F」および「WG7350FM」を12月下旬に発売する。本体価格はオープンプライスだが、WG7350FMは月額13,000円で利用可能な定額モデルとなる。

　同社初のラインヘッドを採用するインクジェット複合機となり、安定した高速印刷を実現。独自の「FINEラインヘッド」によって、インクジェットながらA4用紙で80ppmの高速印刷と、A4両面同時読み取りで65ppmの高速スキャンが可能になった。新開発の4色顔料インクは高濃度でも用紙への定着が速く、高生産性と高画質印刷を両立する。

　本体構造をシンプルにすることで、メンテナンス性を向上させており、紙詰まり時やインクの交換など、ユーザーが容易に対処できることも特徴。定期交換部品の点数が少ないため、ダウンタイムの低減を図れる。インクも大容量で、ブラックは最大12,000枚、カラーは最大6,600枚印刷可能としている。

　操作用のコントロールパネルとして、5型カラー液晶を実装しており、基本的な操作に加え、フリック操作といったいまどきのモバイルデバイスに合った使い方もできる。

　月額13,000円のWG7350FMは、5年契約での利用となり、モノクロはひと月あたり2,240カウント、カラーは960カウント分を月額料金内で印刷可能。なお、同カウント数を超えた場合は、モノクロが1カウントあたり1.5円、カラーは5円かかる。インクを含めた消耗品の状態は遠隔監視サービスの「NETEYE」で管理されており、インクであれば残量がなくなる前に補充が行なわれる。

　また、クラウドストレージサービス「HOME-BOX2」とセキュリティソフト「ESET」が5ライセンス利用可能なほか、上位の月額18,000円のサービスでは、ネットワークセキュリティサービスと統合脅威管理(UTM)装置が提供され、ファイアウォール機能をベースとしたアンチウイルス、アンチスパム、Webフィルタ、不正侵入制御など、ランサムウェアといった脅威からオフィスを防衛できる。

　WG7350F/FMのおもな仕様は、プリント方式がラインインクジェット、インクが4色顔料(C/M/Y/BK)、解像度は1,200dpi、256階調対応。スキャナの読み取り解像度は600dpi。

　対応用紙サイズは、A5/A4/A3/B5/B4/はがき/往復はがき/封筒/写真用紙。給紙方式は640枚を収納できるカセット2段分、手差し60枚。排紙トレイの最大積載枚数はA3で120枚、A4で250枚。連続複写枚数は999枚となる。

　本体サイズは560×590×880mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約82.1kg。