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マイクロソフト、PowerPoint用動画編集アドオンソフトを無償公開
12月18日ダウンロード開始
連絡先:カスタマーインフォメーションセンター
Windows Media Playerのエンジンを利用して、PowerPoint 2002で作成したスライドと、動画や音声を組み合わせたプレゼンテーションコンテンツを作成可能。再生する動画に合わせて、スライドを表示するタイミングなどを設定することで、コンテンツを作成できる。会場で行なわれたデモでは、実際に動画をキャプチャーしながら手動でスライドを再生、その過程を記録することによって、コンテンツが作成される模様が実演された。 PowerPointのファイルは、アニメーション処理などを維持したままHTML化される。また、コンテンツに利用可能な素材は、wmf、avi、MPEG-1/2などのビデオファイルのほか、wma、wav、mp3などのオーディオファイル、gif、jpg、bmpなどの画像ファイル、HTMLファイルなどが取り込み可能。特にHTMLファイルはコンテンツ再生中にアンケートやテスト問題を表示したりすることも可能で、e-Learningなどでの利用も期待できるという。 取り込んだ素材は、テンプレート上に配置し、動画を見ながらスライドの切り換えタイミングなどをタイムライン上で設定できる。また、再生途中でテンプレートそのものを切り替えることも可能。用意されるテンプレートは38種類で、カスタマイズもできる。そのほか、12種類の動画・静止画用のエフェクトや、44種類の場面切り換え用パターンなども用意される。 Producer for PowerPoint 2002上で作成したファイルは、Internet Explorerなどで表示できるため、PowerPointがない環境でもプレゼンテーションが可能。また、主に企業内で使用することを前提としているため、編集した動画をDVに保存するような機能はない。 同社によると、企業内などでデジタルメディアのニーズは高く、企業内コミュニケーションでの利用やライブ中継など、利用形態はさまざまなものがある。しかし、コンテンツ作成には専門的知識を必要とし、人材や費用がかかってしまう。そのため、それほど専門的な知識がなくても、簡単にコンテンツが作成できるようにしたという。 また、Windows Media Playerは4億5,000万本の配布が完了しているとし、特に米国でシェアを伸ばしているという。社員数1,000以上の企業では26%が何らかのストリーミングメディアを利用しているが、その中の65%がWindows Mediaを利用していると説明した。
□マイクロソフトのホームページ (2001年12月18日)
[Reported by kiyomiya@impress.co.jp] |
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