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NEC、独自の3Dエンジンを搭載した業務用ビデオカードなど
連絡先:NEC ファーストコンタクトセンター 日本電気株式会社(NEC)は、独自開発のジオメトリエンジンとレンダリングエンジンを搭載したハイエンド業務向けビデオカード「TE5」とその廉価版「TE5L」を11月30日より発売する。価格はTE5が350,000円、TE5Lが218,000円。 また、TE5を搭載した放送局向けワークステーション「Express 5800/HDTV リアルタイムCGワークステーション」と「同/SDTV リアルタイムCGワークステーション」を、それぞれ11月30日と2002年2月末より発売する。価格はHTDVが9,800,000円から、SDTVが2,800,000円から。
●TE5
同社が開発したレンダリングエンジン「PEAR」とジオメトリエンジン「GRAPE」を搭載。両チップは銅配線で、0.18μmプロセスで製造される。PEARはコアクロック233MHz、内蔵RAMDACは360MHzで、1,500万ポリゴン/secの処理能力を持つ。GRAPEはコアクロック220MHzで、23.76Gflops。 ビデオメモリはDDR SDRAMを128MB搭載、444MHzで動作し、帯域幅は12.8GB/sec。また、64MBのDDR SDRAM(133MHz)をローカルメモリとして搭載、データをキャッシュしておき、AGPやメモリがボトルネックになるのを防いでいる。最大解像度は1,920×1,440ドット。 フルサイズのカードで、バスはAGP pro 50となっている。インターフェイスはD-Sub15ピンのほかDVI-Dを備える。 対応OSはWindows NT4.0/2000。XPに12月末、Linuxに2002年2月末、Windows XP64に2002年3月に対応する予定。
●TE5L
TE5との違いはビデオメモリが64MBに、ローカルメモリが32MBに、PEARの処理能力が1,290万ポリゴン/secに、GRAPEの処理能力が21.6Gflopsになり、バスがAGPとなっていること。また、カードのサイズが2/3になっており、小型の筐体にも装着可能となっている。ベンチマークテスト「Viewperf6.1.2 Pro CDRS-03」の測定値は47。
●Express 5800 リアルタイムCGワークステーション
搭載されるTE5は、ビデオメモリが256MBに、バスがAGP pro 100になった「TE5HD」。CPUはIntel Xeon 2GHz×2、チップセットはIntel 860。メモリは800MHzのECC RDRAMを2GB搭載(最大4GB)。HDDは36.3GB(最大108.9GB)で、Ultra 160 SCSI接続、15,000rpmとなっている。光学ドライブは8/4/32倍速のCD-RW。100Base-TX対応のEthernetを備える。筐体は220×530×450mm(幅×奥行き×高さ)のミニタワー。OSはWindows 2000。
□NECのホームページ (2001年11月30日)
[Reported by tanak-sh@impress.co.jp] |
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