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ASIMOもAIBOも大人気! |
特に、先日発表されたばかりのAIBO「ER-220」は、「超時空要塞マクロス」で有名な河森正治氏によるメカニカルなデザインと、リモコン操縦で「運転欲」を満たしてくれる製品とあって、20歳代以上の来場者の注目を集めていた。
発売中のクマ型AIBO「マカロン」、「ラッテ」は、先に登場していた初代AIBOの犬型、2代目AIBOのライオン型よりもかわいらしいデザインをしていることもあり、ER-220よりも女性や子どもの注目を集めていたようだ。
歴代のAIBOシリーズ(プロトタイプを除く) | 女性や子どもに人気の高いAIBO、ラッテとマカロン | ER-220の方は、ナデナデしよう、という人も少ない |
ER-220の分解図 | ER-220を無線LAN経由でパソコンから操作できる | 河森正治氏によるAIBOの原画 |
□関連記事
【11月14日】河森正治氏デザインのシャープな
ロボットを前面に押し出した「AIBO ERS-220」
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20011108/aibo.htm
■ホンダのASIMOも大人気
人気はなんと言っても最新の人型ロボットASIMOだ。AIBOはおもちゃ屋店頭でも見られるが、レンタルでも数千万円という価格のASIMOは、イベントなどでない限りなかなかお目にかかれない。それだけに、会場には「一目ASIMOを」と、多くの来場者の注目を集めていた。
ASIMOのほかにも、ホンダブースにはASIMOのモックと一緒に記念撮影できるコーナー、ASIMOグッズのショップ、ASIMOの開発歴史などの展示がされていて、幅広い層が楽しめる内容になっている。
ホンダブースの主役、ASIMO。裸の状態で、四方から中身を見られる | ASIMOの後方から | ASIMOの元となったP2とP3も展示されている |
ブース内では、ASIMOと記念撮影できるコーナーがある | ASIMOグッズを扱うショップもあり | ASIMOにいたるまでのホンダの歩行ロボットの解説。いちばん最初はE0 |
■バンダイ、タカラなど玩具メーカーも絶好調
子ども向けの展示が多いバンダイブースの隅に展示されるザクII |
「ザクII」型歩行ロボットも展示されている。ただし、こちらは以前のおもちゃショーでの「実際に歩かせる」展示ではなく、ショウケース内で静止した状態の展示だ。子ども向けイベント、ということで、予定価格98,000円のザクIIのアピールには力を入れていないのだろう。ザクIIは2002年1月発売予定だ。
ちなみにその隣では「手乗りガンダム」ともいえる、小型の歩行モビルスーツがショウケース内で動作する形で展示されている。
シャアザクのほうは、下半身の装甲がはずされ、中身がわかるように | ザクのコントローラ。以前のおもちゃショーであったジオンマークがない | ちょっと小さい手乗りモビルスーツ。価格は2,980円で来年3月発売予定 |
手乗りモビルスーツの構造がわかるモデルも展示中 | BN-1は子どもに大人気 | ワンダーボーグにも実際に触れる |
タカラのブースでは12月15日に発売予定のリモコン操縦型ロボット「DREAM FORCE01」と、小型ラジコン「デジQ」の展示を行なっている。
DREAM FORCE 01は「君も(鉄人28号の)正太郎君になれる!」がコンセプトの商品で、いかついコントローラーや付け替え可能なクランプハンドとBB弾発射ハンド、バトル時にダメージを受けると部位ごとにコントローラーの表示が赤く光るなるなど、まさに「ロボットを動かしたい!」という欲求をかなえる商品となっている。
こちらは一見すると子どものおもちゃっぽいデザインであるが、すでに開始されているインターネット通販サイトでは「対象年齢20歳以上」と書かれるように、30~40歳代のユーザーをターゲットとした商品となっている。会場では子どもたちも興味深そうにDREAM FORCE 01をコントロールしていたが、お父さんの世代の注目も高かった。
子どもから大人まで幅広い年齢層に人気のDREAM FORCE 01 | DREAM FORCE 01のコントローラ | チョロQサイズのラジコン「デジQ」も展示実演デモ中 |
■ステージも大盛況
会場の一角に設置された「ロボットライブシアター」では、毎正時にロボットによるライブパフォーマンスが行なわれる。こちらはASIMOをはじめとする「めったに動いているところを見られないスゴイいロボット」が登場する、来場者必見のステージとなっている。
ステージの内容は子ども向けで、最前列に座る子どもたちが、ASIMOとアシスタントのお姉さんとロボットのロボビーとともに「さあ手をたたきましょ」などの遊戯をするというもの。内容は子ども向けだが、お姉さんとASIMOの会話が完全にシンクロしている点(無線でタイミング指令をしていると思われる)やASIMOの自然な動きなど、ASIMOの完成度の高さを感じさせてくれるステージなので、そういったマニアックな点に注目すれば、ロボット好きの人も十分に楽しめる内容といえる。
颯爽とステージに登場するASIMO。もはや一流のエンターテイナー | ASIMOはステージを四方に練り歩くので、間近で見ることができる | 子どもといっしょに「てーをーたーたーきーまーしょー」 |
■セコムから手塚プロまでいろいろ出展
手塚プロダクションもブースを出展。グッズの販売などを行なっている。見てますかアトムさん、時代はここまで来ました |
□ロボフェスタ神奈川のホームページ
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/robo/
□関連記事
【11月14日】世界最大級のロボット専門展示会「2001国際ロボット展」
エンターテイメントロボットもちょっとだけ出展してました
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20011114/robot.htm
【2000年11月24日】ロボット博覧会「ROBODEX2000」、パシフィコ横浜で開幕
~ソニー、ホンダなどの新型ロボットが一般公開~
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001124/robodex.htm
(2001年11月16日)
[Reported by 白根雅彦]
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