メルコ、TI製チップを使った22Mbps高速無線LAN
~IEEE 802.11g規格の有力候補を採用

WLA-T22G WLI-CB-T22G
※写真は開発中のもので製品とは異なる場合があります

12月下旬 米国発売

連絡先:インフォメーションセンター
     Tel.03-5350-7897


 株式会社メルコは、22Mbps対応の無線LAN製品「AirStation 2x(ツーエックス)」を日米欧同時に発表した。TIのチップセットを採用しており、独自規格ながら22Mbpsと現行の802.11bの倍の通信速度を実現した。

 メルコによれば、TIの新技術は策定中の802.11gにTIより規格案として提案されており、802.11gとして採用される可能性が高いとしている。

 802.11gは、802.11bと同じ2.4GHz帯を使用する。AirStation 2xシリーズも802.11bの機器との通信もサポートしており、従来からの設備と共存できる。通信速度が54Mpbsと高速な代わりに、5GHz帯を使用するため802.11bとの共存が難しい802.11aとの競争も興味深いところだ。

 今回発表されたのはアクセスポイント「WLA-T22G」と無線LAN PCカード「WLI-CB-T22G」は、米国および欧州では12月下旬に、日本国内では2002年2月上旬に発売予定。米国価格は219ドルと99ドル、日本国内の価格は33,000円と12,000円の予定。

 WLI-T22Gは従来のアクセスポイントと共通の縦型の筐体。WLI-CB-T22Gは、従来の無線LANカードよりもアンテナ部分が小さくなり、盗難防止用にワイヤなどが通せる穴が空いている。対応OSはWindows 98/Me/2000/XPで、CardBus専用となった。なお、両機とも新たに256bitWEPに対応している。

 22Mbps通信時の通信距離は11Mbps時と同等で、障害物の少ない屋内で50m、多い屋内で25m、屋外で160mとしている。また、メルコ社内のテストでは実測で13~14Mbpsのスループットがあるとしている。

□メルコのホームページ
http://www.melcoinc.co.jp/
□ニュースリリース
http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/new/2001/037_1.html
□ニュースリリース(英文)
http://www.buffalotech.com/news/prelease/airstation2x/index.cfm

(2001年11月1日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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