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「終電で帰る」が今回の流行、Windows XP OEM版発売開始 |
10月25日発売
マイクロソフトの次世代OS、Windows XPのOEM版が10月25日より発売開始され、秋葉原のPCパーツショップでは零時より深夜特別販売を開始した。OEM版はPCメーカーやPCパーツショップなどに出荷される製品。PCパーツショップでは、CPUやメモリ、HDDなどとセットで販売され、単体価格がパッケージ版に比べ数千~1万円程度安くなるため、自作ユーザーなどには注目の製品だ。
11時の開店前にT-ZONE PC DIYには30人程度の行列ができた |
OEM版は、Professional版と拡張キットをセットにした「Windows XP Professional+Plus! for Windows XP」、Professional版単体の「Windows XP Professional」、Professional版から一部機能を制限を加えた「Windows XP Home Edition」の3種類がある。
多くのショップで256MB程度のSDRAMセットを用意しており、価格はWindows XP Home Editionが14,799円~15,800円、Windows XP Professionalが20,699円~22,600円、Windows XP Professional Plusが20,999円~22,600円となっている。
深夜販売はTSUKUMO.eX、T-ZONE. PC DIY、TWO-TOP秋葉原1号店などで行なわれ、オリジナルグッズを添付したTSUKUMOや、あえて64MB SDRAMをセットにし、Home 13,800円、Pro 19,800円、Pro Plus!が20,800円と価格を他店より引き下げたTWO-TOPなど各店趣向を凝らした販売合戦が行なわれた。
多くの店舗で、11時からOSおよびメモリやHDDなどのセットを販売開始し、会計を済ませ、12時のWindows XPの販売解禁を受けてレシートなどの控えと交換するという形態を取った。多くの人が10分程度で交換が終わるため、秋葉原周辺の人は終電で帰れる。そのため、新OS発売時の恒例となっている道端インストールを行なう人もほとんどなく、まっすぐ駅に向かう人が多かったようだ。
こうした販売方法をとったためか、特にイベントらしいイベントは行われなかったが、11時からの販売開始とともに、各ショップにそれなりに人が集まり、界隈は平日の一般営業時を越えるようなにぎわいを見せた。
T-ZONEでは0時ちょうどに引き替えを開始 | 引き替え待ちの列 | TSUKUMO 12号店は専用カウンターを設置 |
休日のようなにぎわい |
各店舗でOSごとの売れ行きを見ると、「Windows XP Professional+Plus」が圧倒的に売れているようだ。これには、Windows XP Professionalとの価格差が、300~1,000円程度と小さくProfessionalに比べてお買い得感が高いこと、また、マルチプロセッサ対応などWindows XPの機能の全てが利用できることなどから、深夜販売に駆けつけるようなヘビーユーザーは積極的に「Pro Plus!」を選択しているようだ。
販売店でもProfessionalはほとんど仕入れず、HomeとPro Plus!を中心に仕入れたとするところが多かった。
店舗ごとでは長い行列ができたTSUKUMO.eXのほか、T-ZONE. PC DIYが多くの人を集めていた。ここでは、カウントダウンなどのイベントは行なわれなかったものの、11時の販売開始後から、12時の引き替えを待つ人が店内を物色しており、ほとんど普通の休日の1フロアといった雰囲気になっていた。
TWO-TOPは臨時ショップを開設 | TWO-TOPでは、256MB SDRAM付きのWindows XP Profassional限定10本を18,800円で販売。11時前に完売した | 俺コンハウス |
コムサテライト3号店は12時から営業開始した | TWO-TOP営業中 | TSUKUMOのおまけ |
□Windows XPホームページ
http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/
(2001年10月25日)
[Reported by usuda@impress.co.jp]
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