Windows XPプリインストールPCフライング販売の理由



 本日10月25日は米国でのWindows XPの発売日であり、国内でもOEM版が出荷された。事実上、Windows XPがスタートを切った日といえるのだが、今回は一部異変が見られた。それは、5日前の20日にWindows XPをプリインストールしたPCの出荷が確認されていたことだ。

 秋葉原の例でいえば、20日の時点でソニーのデスクトップPC「VAIO RX」と「VAIO J」が展示され、販売されていることが僚誌の「AKIBA PC Hotline!」によって確認されている。複数の店舗で確認されていることから、事故などではなく、通常ルートによる正規販売とみられる。

 これまでの例では、マイクロソフトからWindowsのOEM供給を受けているメーカーは、ほぼ一斉に搭載製品を発売しており、今回のようなフライング販売の例は見られなかった。

 マイクロソフトはOEM版の出荷について、「プリインストールPCの発売に関しては、できるだけ25日に合わせていただけるようにお願いしているが、とくに拘束しているわけではなく、最終的にはメーカーの判断による。とくに抗議などをするものではない」とコメントしている。

 したがって、マイクロソフトとOEMメーカーの契約内容や力関係によっては、今後も今回のような事態が起こる可能性があるだろう。Windows XPのパッケージ版も出ていない状態で気の早い話だが、次回のWindowsの大きなバージョンアップの際は、各メーカーの対応が注目されるところだ。

□関連記事
【10月20日】【AKIBA】Windows XP搭載のVAIOが各店で一斉にフライング販売スタート
http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20011020/etc_vaioxp.html

(2001年10月25日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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