ガートナー、DRAM市場は2002年もマイナス成長と発表

10月17日(現地時間) 発表


 ガートナージャパン株式会社のデータクエスト部門は、は、2001年のDRAM市場は67%減の105億ドル、2002年のDRAM市場は19.2%減の85億ドルになるという見通しを発表した。DRAM市場は'95年には418億ドルを記録して以来、市場が縮小し続けている。

 「厳しい半導体不況の中で、収益を上げているDRAMメーカーは存在しません。この状況は2002年第4四半期まで続くでしょう。DRAMメーカーの中にはこの長いDRAM不況を耐え忍ぶことが難しい企業も出てくる可能性があります」

 「ハイニクス・セミコンダクターは、財務的に厳しく、2002年の早期DRAM市場回復を切望している状況にあります。東芝はインフィニオンとのジョイント・ベンチャーを検討中であり、次にDRAM市場が回復した時点では、主要DRAMプレーヤーが現在の6社ではなく4社になっていることも考えられます」とガートナーはコメントしている。

●2000年 世界DRAM市場シェア
順位社名シェア(%)
1サムスン電子21.1
2マイクロン・テクノロジー18.9
3ハイニクス17.2
4インフィニオン8.5
5エルピーダメモリ6.7
6東芝6.2
7日立製作所3.9
8三菱電機3.1
9モセル バイテリック2.8
10ウィンボンド・エレクトロニクス1.9
その他9.7
100.0

出典:ガートナー データクエスト2001年速報値

□ガートナージャパンのホームページ
http://www.gartner.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.gartner.co.jp/press/pr20011018.html

(2001月10月18日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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