バイオ新機種発表会レポート
「マイクロソフトとは互いにベストのパートナーだ」

MNC 木村敬治プレジデント
10月11日 発表



バイオ開発の5つのキーワード
 ソニーは、13日から「VAIO EXPO 2001」が開催される「ラフォーレミュージアム 六本木」で発表会を開催し、バイオシリーズ10機種を一斉に発表した。

 発表会場にはマイクロソフト株式会社の阿多親市社長も列席し、Windows XPへのソニーの協力に感謝するスピーチを行なった。今回発表されたのは、ノート6シリーズ、デスクトップ4シリーズで、すべてWindows XPが搭載される。

 最初に挨拶に立ったモーバイルネットワークカンパニー(MNC)の木村敬治プレジデントは、「'97年にバイオを発表し、'98年からVAIO EXPOを開催してきた。今年は、無線LAN/ブロードバンド/常時接続の普及、Net MDやネットワークハンディカムIPなどの新しい周辺機器もそろえた。バイオは、ネットワークライフスタイルを提案していきたい」と周辺機器も含めたバイオワールドのいっそうの拡大を宣言した。

 また、「今回の秋モデルにはすべてWindows XPを搭載した。Windows XPは待ち望んでいたプラットフォームであり、マイクロソフトとは互いにベストのパートナーだ」と述べた。

マイクロソフト 阿多親市社長 VAIOとWindows 2000のグラフ Microsoft米本社からもビデオメッセージが寄せられた

 これを受けて登場したマイクロソフトの阿多親市社長は、「デジタル家電の中心にPCがくるというWindows XPのコンセプトは、バイオのコンセプトと同じだ」と話を引き継いだ。

 そして「Windows 2000の登場時にバイオがWindows 2000を選択していただいたおかげで、現在では出荷されるPCの20%以上にWindows 2000 Professionalが搭載されている。また、Windows XPの登場を前にして周辺機器やアプリケーションの対応が進んでいるのも、ソニーがWindows 2000を採用していただいたことがよい方に影響している」とし、出荷本数のグラフを示してバイオの採用がWindows 2000の普及に貢献したことを示した。

 「Windows XPの開発についても積極的に関与していただき、コンシューマー用の製品の質についてのお叱りなど、アグレッシブなフィードバックをいただいた。ソニーはいっしょに汗をかかせていただいた仲間だ」とWindows XPへの協力を称揚した。また、Microsoft本社からの、パートナーシップを感謝するビデオレターも公開された。

 続いてノートPCのC1/SR/QRの製品紹介、デスクトップPCのRX/MX/LX/Jが紹介された。詳細については別記事にゆずるが、いずれもブロードバンド、ワイヤレスなどをキーワードとするネットワーク関連の機能が盛り込まれているのが特徴だ。

バイオC1 バイオノートSR バイオノートQR

バイオRXの機能強化点 バイオMXの機能強化点

質疑応答を行なう木村プレジデント
 最後に木村プレジデントが質疑応答にたち、「今回の製品はWindows XPとのリンクによって市場の活性化をめざす。市場はスローダウンしているが、コンシューマをはじめとしてパソコンに対する期待は大きい。一時的な問題はあっても市場は大きくなるし、われわれが大きくできると考えている」と述べた。

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□新製品一覧
http://vaio.sony.co.jp/Info/products_1012.html

(2001年10月11日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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