WORLD PC EXPO 2001会場レポート
アイ・オー、HDDビデオレコーダなど参考出品多数
会期：9月19日～22日
会場：幕張メッセ 日本コンベンションセンター
アイ・オー・データ機器では、単独でも動作するHDDビデオレコーダなど、発表前の製品を多数展示した。参考出品の数は会場内でも最多と言える。
●単独でも動作するHDDビデオレコーダ
 |
| 本体前面には入出力端子とリモコン受光部、各種ステータス表示用LEDも備える |
同ブースには、単独でも動作するHDDビデオレコーダ「Rec-on」が展示されている。チューナおよび入出力端子が搭載された本体と、HDDユニットで構成されるのが特徴で、HDDユニットはi・CONNECTで本体と接続される。PCとの接続インターフェイスはUSBで、MPEG-2によるTV録画に対応する。
HDDユニットの形状は、同社のi・CONNECT採用外付けHDDシリーズと共通のデザインで、ユーザーによるHDDの交換も考慮されているという。なお、HDDは独自フォーマットされているため、このドライブをi.CONNECT対応ケーブルを利用してPCに接続しても、動画を閲覧することはできないという。
 |
 |
| HDDユニットは独立し、i・CONNECTで接続される。電源は本体から供給される |
付属のリモコン。リモコンによる録画予約にも対応する |
録画予約は、USB接続時はiEPGで行なえるほか、付属のリモコンによる録画予約や、ReserMailによる予約にも対応する。また、TV上にナビゲーション画面を表示できるほか、サムネイルによる録画済み番組閲覧機能なども備える。外部信号が入力されている間のみ録画する機能も持つ。
録画は、720×480ドットのMPEG-2のみで、MPEG-1には対応しない。ビットレートは、最大10Mbpsで固定ビットレート(CBR)にのみ対応する。なお、発売時には3～4種類のビットレートをあらかじめプリセットで用意されるが、詳細は未定。同社では、年内には発売したいとしており、価格は10万円は切りたいという。なお、展示されていたモデルは、40GBのHDDが搭載されていた。
●RADEON 7500搭載ビデオカード
RADEON 7500を搭載したAGPビデオカード「GA-R7500/AGP」。1枚のカードに、DVI-I、D-Sub15ピン、ビデオ出力を備え、マルチディスプレイに対応する。DDRメモリを64MB搭載する。メモリの動作クロックは230MHz。11月発売予定で、価格は未定。
●D-VHSからの録画が可能なIEEE 1394カード
D-VHSからの録画が可能なIEEE 1394カード「GV-DVC3/PCI」も展示された。取り込んだ画像はAVI形式のほか、MPEG、WMV形式での保存にも対応する。BSデジタルチューナからのキャプチャも可能としている。発売時期は2002年2月頃で、価格は1万円台の見込み。
●ビデオ出力も備えたUSB TVキャプチャユニット
従来機「USB-MPEG2TV」にビデオ出力端子を追加したもの。ただし、ケースのみで中身は空だった。発売時期は11月頃で、価格は2万円台後半の見込み。
また、PCIカードタイプのチューナ内蔵MPEG-2キャプチャカードも展示されている。発売時期は年内で、価格は2万円台の見込みとしている。
●MPEGムービーをTVに出力可能なUSB-MPGOUT
対応できるビットレートは、USBの転送速度に依存するという。発売時期は年内で、価格は1万円台後半の見込み。
●USBオーディオユニット
本体前面に2ポートのUSB Hubを備えたUSBオーディオユニット。価格は1万円台後半の見込み。
●USB DJコントローラ
簡易DJソフトが付属したUSB接続のDJコントローラ「DJ PAD」。HyperHydeなどの音楽関連製品として発売されるという。11月中旬～下旬に発売予定で、価格は1万円台後半の見込み。
□WORLD PC EXPO 2001のホームページ
http://www.wpc-bp.com/
(2001年9月20日)
[Reported by taira@impress.co.jp]
|
