WORLD PC EXPOレポート

ソニーVAIO QRと富士通LOOXの次期モデルが参考出品

会期:9月19日~22日

会場:幕張メッセイベントホール


 19日から幕張で開催されている「WORLD PC EXPO 2001」において、PCメーカー各社は、新製品や参考出品など、多数の展示を行なっている。今回はその中から、ソニー株式会社が展示している新型「VAIO QR」と、富士通株式会社が展示している「LOOX」の新モデルについてレポートする。

●イメージを一新した新型VAIO QR

新VAIO QR

 VAIO QRは、パイプ椅子をイメージしたという前モデルの、ブラックを基調としたデザインから一新され、白をベースとしたものに変更された。液晶パネル両サイドには専用の外付けスピーカが取り付け可能で、耳のようにはみ出す形となる。

 マジックゲート対応のメモリースティックに対応し、新VAIO QRのイメージに合わせたというマウスカバーが付属する。マウスカバーは、既存のバイオ用マウスに被せて使用するという。そのほか価格や、発売時期など、詳しい仕様などについては不明。

 ソニーブースには、このほか、9月12日に行なわれたNet MD対応製品の発表会で参考出品されたVAIO MXも展示され、デモも実施されていた。


ボディはホワイトを基調としたデザインに変更 付属のマウスカバーを装着したマウス 会場で展示されていたVAIO MX

●AirH"に対応した新型LOOX 2機種

会場に展示されていた非売品のスケルトンモデル

 また、富士通は、「LOOX Sシリーズ」および「LOOX Tシリーズ」の新モデル2機種を参考出展している。従来からのH"INにくわえ、あらたにAirH"に対応し、Ethernetポートを内蔵する。

 Sシリーズでは、マグネシウム素材の薄肉化や、薄型LCDを採用したことにより、重量800gを目指して開発中という。ボディは従来機の約83%に小型化され、液晶は従来比117%に高解像度化されるという。バッテリ持続時間は約9時間。

 Tシリーズは、CD-RW/DVDのコンボドライブを内蔵し、バッテリ持続時間は最大約13時間。液晶パネルの解像度は従来比128%に高解像度化される。重量は約1.3kg。

 そのほか、詳細な仕様や価格などについては、10月以降に発表される予定。


LOOX Sシリーズ。重量は800g台になるという LOOX Tシリーズ。CD-RW/DVDのコンボドライブを内蔵する H"INのアンテナ部分。新たにAirH"にも対応した

液晶パネルを閉じた状態。デザインは従来のものから大きく変更された 背面のインターフェイス周り。今回のモデルではEthernetポートが標準搭載される

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□富士通のホームページ
http://jp.fujitsu.com/

(2001年9月19日)

[Reported by kiyomiya@impress.co.jp]

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