HP、新型ヘッドを搭載したUSB 2.0対応プリンタ「cp1160」など

10月13日発売

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 日本ヒューレットパッカード株式会社は、新型プリンタ「color inkjet printer cp1160」、「photosmart 1315」、「deskjet 948c」、「deskjet 845c」の4機種を10月13日に発売する。

寺澤正雄 代表取締役社長

 発表会では、寺澤正雄 代表取締役社長が挨拶し、「昨年の暮れは、プリンタのシェアを若干落としてしまった。今年は、今回発表する製品を投入することで、シェアの奪還を目指したい」と、今回の製品群に対する意気込みを語った。

 また、一般ユーザーのニーズが変化していることについても述べ、「プリンタといえば、年賀状と思われがちだが、最近はインターネット上のホームページや画像、メールなどを印刷するなど、いろいろと使い道が増えてきている」、「コンシューマ製品においては、プリンタの性能も大事だが、ユーザーの使い勝手も重要。今後もフレンドリーで使いやすいプリンタを提供していきたい」と説明した。



●新型ヘッド搭載のフラグシップモデル「cp1160」

 cp1160は、新開発のライティングシステムを搭載。インターフェイスはUSB 2.0とパラレルポートを備え、対応OSはWindows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP(OS発売後にドライバをリリース予定)および、Mac 8.6以降(USB搭載機のみ)。価格は69,800円。

 ヘッドはスナッパー式インクヘッドを採用。モノクロ292ノズル(18pl/600dpi間隔/1,200dpi)、カラー292ノズル(4pl/600dpi間隔/2,400dpi)のヘッドで、各色1つずつ、計4つのヘッドを備える。ノズルの一部が目詰まりを起こしても、自動的にほかのノズルを使用する「EDD(Electronic Drop Detection System)」や、異物混入時でもインクが詰まりにくい「マルチャネルインクサプライ」、ヘッドの加熱を防ぐ「サーマルセンサーシステム」などを搭載する。

 従来一体型だったヘッドとインクタンクを分離したことで、インクのみの交換が可能になり、運用コストを抑えることができるとしている。

 印刷方式はサーマルインクジェット方式。印刷解像度は最大2,400×1,200dpi。用紙サイズはA4で、普通紙を最大150枚まで収納できる自動給紙トレイを備える。印刷速度はエコノモードで最大モノクロ17ppm/カラー16ppm。自動両面印刷にも対応する。

 本体前面には小型のモノクロ液晶ディスプレイを装備し、インクの残量などを参照できる。本体背面には、独自の拡張スロット「LIOモジュールスロット」を装備し、同梱のパラレルポートをはじめ、別売のEthernetポートなどに差し替えが可能。赤外線ポートを使用したワイヤレス印刷にも対応する。

 ボディ上面は平面で構成され、インク交換時などは、フロントパネルを前方に開ける独自の設計となっているため、プリンタの上に小物を置くなど、自由なレイアウトでプリンタを設置できるという。

 本体サイズは488×435×184mm(幅×奥行き×高さ)、重量は7.45kg。インクカートリッジ(黒・カラー各1個)や、プリントヘッド、USBケーブルなどが付属する。

ノズル部分はインクと別に交換可能 本体にはインク残量などを確認できる液晶パネルを備える 同梱されるパラレルポート(上)と別売のEthernetポート

●液晶ディスプレイを搭載したデジカメ対応プリンタ「photosmart 1315」

 photosmart 1315は、photosmart 1215の後継機で、新たにカラー液晶ディスプレイを搭載する。インターフェイスはUSB 1.1とパラレルポート。対応OSは、Windows 98/Me/2000/XPおよび、Mac OS 8.6以降(USB搭載機のみ)。価格は69,800円。

 スマートメディア、CF(マイクロドライブ含む)、メモリースティックに対応したスロットを備える。2.5インチのカラー液晶ディスプレイを搭載し、メモリカードに記録されたデジカメの画像を参照したり、簡単な加工も可能。PCを経由しないで、メモリカードから直接印刷するダイレクトプリントにも対応する。

 印刷方式はサーマルインクジェット方式で、印刷解像度は最大2,400×1,200dpi。用紙サイズはA4で、普通紙を最大150枚まで収納できる自動給紙トレイを備える。印刷速度はエコノモードで最大モノクロ17ppm/カラー13ppm。別売の自動両面印刷モジュールに対応する。

 本体サイズは440×375×204mm(幅×奥行き×高さ)、重量は6.5kg。インクカートリッジ(黒・カラー各1個)や、USBケーブルなどが付属する。

●省スペースモデル「deskjet 948c」

 deskjet 948cは、deskjet 930cの後継機で、ボディカラーが「サイバーホワイト」に変更された。インターフェイスはUSB 2.0とパラレルポートを備える。対応OSはWindows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XPおよび、Mac OS 8.6以降(USB搭載機のみ)。価格は37,800円。

 サーマルインクジェット方式のプリンタで、印刷解像度は最大2,400×1,200dpi。用紙サイズはA4。印刷速度はエコノモードで最大モノクロ12ppm/カラー10ppm。普通紙を100枚まで収納できる折り畳み式自動給紙トレイを備え、別売の自動両面印刷モジュールに対応する。

 本体サイズは440×250×196mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.72kg。

●静音性に優れた廉価モデル「deskjet 845c」

 deskjet 845cは、deskjet 840cの後継機。ボディカラーが一新され、5,000円値下げされた。インターフェイスはUSB 2.0のみで、対応OSはWindows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XPおよび、Mac OS 8.6以降(USB搭載機のみ)。価格は22,800円。

 サーマルインクジェット方式のプリンタ。印刷解像度は最大1,200×600dpi。用紙サイズはA4。印刷速度はエコノモードで最大モノクロ8ppm/カラー5ppmで、普通紙を100枚まで収納できる自動給紙トレイを備える。

 本体サイズは、446×335×185mm(幅×奥行き×高さ)、重量は、5.5kg。

□日本ヒューレット・パッカードのホームページ
http://www.hp.com/country/jp/jpn/welcome.htm
□ニュースリリース
http://www.jpn.hp.com/companyinfo/pressrelease/fy2001/cbo14ptr_newprod.htm

(2001年9月18日)

[Reported by kiyomiya@impress.co.jp]

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