カシオ、実売35,000円のPDA「カシオペア “ラジェンダ”」

カシオペア “ラジェンダ” BE-500
10月20日発売

標準価格:オープンプライス

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本体背面に「Windows Powered」のロゴ
 カシオ計算機株式会社は、エントリーユーザー向けのPDA「カシオペア “ラジェンダ” BE-500」を10月20日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は34,800円前後の見込み。

 「ラジェンダ(l'agenda)」は、イタリア語及びフランス語で手帳を表わす。本体サイズは76×17.9×121mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約158g。低価格化および小型/軽量化され可搬性に優れる。なお、海外市場モデルとして「BE-300」が既に発表されている。

 3.2インチSTNカラー液晶(240×320ドット、32,768色)を備え、CPUはVR4131 166MHzを搭載する。OSはWindows CE 3.0。オリジナルのAPIのほか、標準的なWin32 APIに対応する。なお、Pocket PC専用のAPIには対応しない。

 本体カラーは「グラファイトコスモ(黒)」、「スパークル(白)」のほか、台数限定で「コバルト(青)」が用意される。

3色のカラーバリエーション。
フリップカバーを取り外すことも可能

 「LoMS(Loading Memory System for PDA)」と呼ばれる新システムを搭載したのが特徴。LoMSは、BootROMのほかに「NAND Flash」と呼ばれる16MBのFlash ROMを備え、RAM領域から高速なSDRAMへプログラムをロードすることでアプリケーションの2回目以降の起動が高速化されるシステム。

 ROM/RAMともに16MBを搭載する。バッテリはリチウムイオンで、駆動時間は約6時間(文字入力1分、表示10分を繰り返した場合)。

 Type 2のCFスロットを備え、P-in Comp@ct/m@sterや、C@rdH”64petitといったCF型のPHSカードにも対応する。また、オプションでPDC、cdmaOne、PHSなど各キャリアごとの通信ケーブル(各4,500円)が用意され、携帯電話やPHSと接続できる。

 USB接続のクレードルが同梱され、バッテリの充電や、PIMソフト(Outlook97/98/2000)によるデータの同期が行なえる。また、保存したホームページや指定したフォルダの同期も可能。対応OSは、Windows 95(OSR2)/98/Me/NT 4.0(SP6a)/2000(SP2)。

Type 2のPCカードスロットを備えたジャケット

 そのほか、Type 2のPCカードスロットを搭載したジャケット(18,500円)や、デジタルカメラカード(35万画素、35,000円)、連続15時間使用可能になる外部電源パック(8,000円)などが用意される。

 ソフトウェアは、HTML 3.2準拠のWebブラウザやメールソフト、MP3対応の音楽再生ソフトや動画再生ソフト(独自フォーマット)のほか、Word/Excel/Power Point対応の表示ソフト「Quick View Plus」などが付属する。


□カシオ計算機のホームページ
http://www.casio.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.casio.co.jp/release/be_500.html
□関連記事
【7月31日】カシオ、廉価版カシオペア「BE-300」試作機を公開(ケータイ Watch)
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/0,1608,5493,00.html

(2001年9月13日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]

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