ソニー、光学5倍ズームと502万画素CCD搭載のサイバーショット「DSC-F707」

DSC-F707

10月4日 発売

価格:オープンプライス

連絡先:デジタルスチルカメラ
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 ソニー株式会社は、夜間撮影機能などを強化した502万画素デジタルカメラ「DSC-F707」を10月4日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は12万円前後の見込み。

 2000年6月に発売されたF505Vの後継機で、レンズはカールツァイス「バリオゾナー」光学5倍(F2.0~2.4、35mm換算38~190mm)、デジタルズーム10倍。有効画素502万画素、総画素数524万画素の2/3インチSuperHAD CCDを採用したほか、夜間撮影機能が大幅に強化されている。また、従来機では12bitだったDXPが14bitに変更されたことで信号の情報量が4倍になり、ダイナミックレンジが拡大、階調表現も細分化された。

DSC-F707本体斜め左側。F505Vにくらべ、グリップは若干大きめ 本体右側面。ズームボタンなどが配置されている。 本体左側面

 デジタルスチルカメラとしては初めて、低照度、低コントラスト時にレーザーホログラム光を使って測距を行なう「ホログラフィックAF」機能を搭載した。被写体に直接レーザーを照射するため、より確実なフォーカス精度が得られるようになったという。また、従来のLED方式にくらべ、到達距離が約2倍の4.5mとなっている。

 夜間撮影機能として、同社のDVカメラなどに搭載されていた「ナイトショット」機能を搭載し、フラッシュを使うことなく暗所での撮影が可能。また、夜間撮影時、ホログラフィックAFと組み合わせてフラッシュを使用した撮影ができる「ナイトフレーミング」機能も備える。なお、両機能とも昼間撮影時には自動的に露出オーバーとなり、撮影はできない。

 そのほか、長時間露出時のノイズを低減する「NRスローシャッター」や、プリフラッシュによって自動的に最適な調光を行なう「TTL調光システム」、撮影範囲全体を細かいエリアに分割し、それぞれ個別に光量を調節して適正露出にする「マルチパターン測光」、被写体の色が平坦な場合に効果を発揮する「クリアカラーNR」などの機能を備える。

 画像サイズは静止画撮影時、2,590×1,920/2,590×1,920/2,048×1,536/1,280×960/640×480ドット。動画撮影時、320×240/160×120/160×112ドット。記録メディアはメモリースティック。

 最大90分までの動画撮影が可能な「MPEGムービーEX」機能や、メモリースティックにあらかじめ記録したテレビ番組などをF707本体の液晶モニターで再生する「MPEGムービーCVモード」も備える。

 電源投入後約2秒で起動する高速起動や、モードダイヤルを採用し、機動性が向上。付属のインフォリチウムバッテリ「NP-FM50」を使用した場合、連続撮影時間は2.5時間(液晶モニターオフ)、2,500枚(VGAサイズ)の撮影が可能。

 ファインダーは18万ドットプレシジョン液晶ビューファインダーを新たに搭載し、マニュアルフォーカス時により精度の高い操作が可能になったという。液晶モニターは1.8インチTFT液晶。

 マグネシウムダイキャストボディを採用し、レンズ前部周辺はアルミニウム削り出し。本体サイズは119.5×151×68.9mm(幅×奥行き×高さ)。重量は594g(本体のみ)。メモリースティック(16MB)やUSBケーブル、ACアダプタ、ユーティリティCD-ROMなどが付属する。

本体上側。ジョグダイアルタイプのモードスイッチを採用。ナイトショットなどの切り替えはスライドスイッチ 1.8インチ液晶モニター。フラッシュやメニュー操作を行なう十字キーを備える

フラッシュを出した状態 DSC-F707のボディフレーム。フレームはマグネシウム合金、レンズ前面部はアルミ削り出しとなっている

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200108/01-0822B/
□関連記事
【2000年4月26日】ソニー、334万画素サイバーショット2機種
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000426/sony.htm

(2001年8月22日)

[Reported by kiyomiya@impress.co.jp]

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