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Dual Pentium III+Linux搭載の二足歩行ロボット「isamu」
7月16日 発表
isamuは同社の航空・機械事業部 製品開発部「RoboCraft」によって開発された、研究用の人間型ロボット。同社ではこれまでも東京大学の井上・稲葉研究室が設計した「H6」及び「H7」ロボットの製作を手がけており、今回開発されたisamuはそれらの歩行制御システムを継承しつつ、新しい機能を追加しているという。 外装は全面アルミで構成されており、制御用のCPUとしてPentium III 1GHzをDualで搭載、OSはRT-Linuxを搭載している。 25cm程度までの段差、階段などの昇降が可能で、最大歩行速度は約2km/h。つま先軸を搭載することによって、歩行速度と階段登坂能力が増大しているという。また、ジョイスティックによる遠隔操作で人間が任意の方向に動かすこともできる。頭部には2基のカメラ(ステレオカメラ)を搭載し、距離感の認識や人物の判定が可能。 ロボットのサイズは604×326×1,468mm(幅×奥行き×高さ)。重量は55kg。電源は内蔵バッテリと外部電源が利用できる。 同社の航空・機械事業部は航空機の技術開発などを主業務としているが、ロボットの要素部品の開発も行なっており、isamuはこれらの開発テスト用に利用される予定という。
□川田工業のホームページ (2001年7月18日)
[Reported by kiyomiya@impress.co.jp] |
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