富士ゼロックス、凹凸感やうねりを伝える「触覚マウス」
--同技術を応用したコンテンツを募集

7月2日発表

連絡先:触覚マウス・プロジェクト事務局
    Tel.0465-80-2129



 富士ゼロックス株式会社は、独自開発の触覚呈示技術を開発。同技術を用いた「触覚マウス」を試作し、対応コンテンツを募集する。

 「触覚マウス」は、2次元リニアアクチュエーターを埋め込んだマウスで、通常のマウスに、直径3cmほどの円盤状の指乗せ台を装備する。通常のマウスとして利用しながら、PC画面の図形や画像を触覚として伝えるためのソフトウェアが組み込まれたコンテンツ上で操作すると、円盤部が立体の凹凸感や振動、うねりなどを擬似的に伝達するという。

 富士ゼロックスでは、同技術を応用して、PCの操作性能の向上や、遠隔教育における表現力の向上、ゲームや玩具の表現力の向上などに利用できるとしている。

 また、触覚マウス30個を試作し、同マウスを使ったコンテンツ作品も募集する。募集期間は7月2日から31日で、アイデアはメール( tangible_mouse@fujixerox.co.jp )で受け付ける。1次審査は書類によるアイデア募集で、1次審査で優秀と認められたアイデア30点については、触覚マウスの実機と、コンテンツ制作のためのソフトウェア開発キット(SDK)を提供する。

 SDKはWindowsプラットホーム用だが、コンテンツはマルチプラットホームに対応する予定。また、コンテンツもHTMLの知識が多少あれば、簡単な物が作成可能なため、一般ユーザーからの応募も受け付けている。なお、優秀作品の商品や賞金は特に決まっていないが、アイデアや事業形態(一般ユーザーか法人かなど)に応じて相談してゆくとしている。

□富士ゼロックスのホームページ
http://www.fujixerox.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.fujixerox.co.jp/release/2001/0702_tangible.html
□触覚マウスのホームページ
http://www.fujixerox.co.jp/tangible_mouse/

(2001月7月3日)

[Reported by usuda@impress.co.jp]

I
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】

【Watch記事検索】


【PC Watchホームページ】


ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp

Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.