Athlon 1.4GHz発売

　5月31日現在未発表のAthlon 1.4GHz/Duron 950MHzや新コア「D-0」を搭載したPentium III、C3最高速版の733A MHz(ES品)が秋葉原のPCパーツショップに入荷し、販売が始まっている。

　「フライング」の状態で販売されているSocket A用CPUは、FSB 266MHzでThunderbirdコアというAthlon 1.4GHzとFSB 200MHzのDuron 950MHzの2タイプ。外見上は従来のAthlon 1.33GHzやDuron 900MHzと大差なく、表面のマーキングは「A1400AMS3C」（Athlon 1.4GHz）、「D950AUT1B」（Duron 950MHz）となっている。
　価格はAthlon 1.4GHzが33,800～37,800円で、Duron 950MHzが14,800円。

　一方のD-0コア版Pentium IIIは、昨年12月に発表されていた新ステッピングのPentium IIIで、製造プロセスは従来同様の0.18μm。従来のC-0コアとの違いは、コア電圧の上昇（1.7V→1.75V）や熱設計電力の上昇などで、CPUコアの外見やサイズはC-0コアとほぼ同じ。
　CPU全体ではマーキングレイアウトが変更されているという違いがあり、具体的には、従来の「上部にIntelロゴマーク、下部にスペック表記」というレイアウトが「上部にスペック表記、下部にs-Specなどの管理用データ表記」といったレイアウトに変更され、CPU上からIntelのロゴマークや「Pentium III」といった種別表記が消えている。
　箱パッケージもC-0版Pentium IIIとほぼ同じだが、表面右下の「Flip Chip PGA」表記が消えたほか、右側面に「従来のPentium IIIとは電気仕様が違うため、対応マザーボードが必要となる」旨の注意書きが追加されているという違いがある。

　販売が確認できたのは動作クロック1GHz/FSB 133MHzのリテールパッケージ版（実売価格25,799円）とバルク品（実売価格30,800円）および、動作クロック866MHz/FSB 133MHzのリテールパッケージ版(実売価格20,799円)の3タイプ。

　このほか、一部ショップではVIA製Socket 370用CPU C3の最高速モデル733A MHz（FSB 133MHz）も販売中。「正規代理店経由のES品」（販売ショップ）で、動作電圧は1.6V。実売価格は7,500円。

Athlon 1.4GHz	Athlon 1.4GHz	Athlon 1.4GHz
Duron 950MHz	Duron 950MHz	Duron 950MHz
D-0版Pentium III	D-0版Pentium III(右)	D-0版Pentium III
D-0版Pentium III	D-0版Pentium III(上)	C3 733A MHz(ES品)

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【2000年12月22日】米Intel、Pentium IIIのステッピングを変更
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001222/intel.htm

(2001年5月31日)

[Reported by suzuki-k@impress.co.jp]