|
富士フイルム、MP3対応デジカメに二代目登場 |
6月27日 発売
標準価格:88,000円
連絡先:お客様コミュニケーションセンター
Tel.03-3406-2981
富士写真フイルム株式会社は、MP3再生や動画記録に対応した240万画素スーパーCCDハニカム搭載デジタルカメラ「FinePix50i」を6月27日より発売する。価格は88,000円。
FinePix50iは昨年発売されたFinePix40iの後継機種。本体は従来機同様MDプレイヤーのような外観だが、レンズ部分には「ムーンフェイスレンズバリアー」と呼ばれるレンズカバーが装備されている。サイズは従来機にくらべ厚さが5mm薄くなり、85.5×23.5×71mm(幅×奥行き×高さ)となっている。重量は20g軽量化され、190g(バッテリー、スマートメディア含む)。従来機のレンズ周りのパーツをさらに改良し、薄型の液晶モニタを搭載、専用の薄型電池を使用することで、5mmの薄型化に成功したという。
クレードルにセットした状態。リモコンはデザインが変更され、曲名などが表示できるようになった | クレードルにセットした状態でボイスレコーディング機能やテレビ電話用カメラとして利用可能 | 左側に見える端子がクレードルとの接続端子。右側が専用リモコン接続用端子 |
MP3再生能力も強化され、最大4時間の再生が可能になった。付属するリモコンのデザインも変更され、バックライトが搭載された。液晶が大型化されたため、曲名やアーティスト名などの表示も可能。また、従来機ではMP3ファイル消去時に、全消去しかできなかったが、今回のモデルからは一個ごとに削除可能としている。
そのほかにも、音に反応して自動的にシャッターを切る「パーティーモード」や、撮影した画像に30秒の音声コメントをつけられる「ボイスメモ機能」、最大9時間(ACアダプタ、128MBメモリ使用時)の連続音声録音が可能な「ボイスレコーディング機能」など、さまざまな機能を備える。
また、今回のモデルでは充電機能およびUSBインターフェイスを備えたクレードル「PictureCradle」が付属する。外観はブルーを基調としたスケルトン仕様。通常の充電器のようにセットして使用するほか、USBポートを備えるため、クレードルにセットすると同時に、自動的にパソコンへ画像の一覧を表示する機能なども持つ。また、ACアダプタとしても機能する。本体をクレードルに接続したまま、ボイスレコーディング機能などを利用できる。
レンズカバーを閉じた状態。今回のモデルは電動ではなく手動のカバーとなった。右側に見える小さなスリットは内蔵マイク | モード切替スイッチは、レンズカバー開時は動画撮影モード、閉時はボイスレコーディング機能と切り替わる | 本体背面。突起物が少なくすっきりした印象。スピーカが見えるがMP3の再生には対応しないという |
35mmカメラ換算36mmの単焦点レンズを搭載。CCDは1/1.7インチ240万画素のスーパーCCDハニカム、原色フィルターを採用し、記録画素数は最大2,400×1,800ドット。撮影可能範囲は通常モードで約50cm、マクロモードで6cmまでの接写が可能。
320×240ドット、約80秒の動画記録機能も備える。フレームレートは10fps。ファイル形式はAVI、コーデックはMotion JPEG。バッテリーは専用のリチウムイオン電池を使用。液晶モニターオン時で約100枚、液晶モニターオフ時で約230枚の撮影が可能。液晶モニターは1.5インチ低温ポリシリコンTFT液晶を搭載している。
付属の「FinePixViewer」を使えば、画像の閲覧や、インターネットを使用した写真プリントの発注などが可能なほか、FinePix50iを利用した、インターネット経由のテレビ電話機能も利用できるという。
古森 重隆 代表取締役 |
質疑応答では「クレードルの別売の計画はあるのか?」という質問を受け、「今のところ予定はされていない。FinePix6800でもクレードルを採用しているが、今後ユーザーからの要望が多ければ販売する可能性もある」と述べた。クレードルに関してはACアダプタとしての機能も備えるため、ボイスレコーディング機能などを長時間使いたい場合には必須になる。自宅と職場の両方で本機を使いたいユーザーにとっては是非とも別売を期待したいところだ。
□富士写真フイルムのホームページ
http://www.fujifilm.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj789.html
(2001年5月29日)
[Reported by kiyomiya@impress.co.jp]
|