日本IBM、手書き入力に対応した新コンセプトノート

5月11日発売

標準価格:319,000円

連絡先:ダイヤルIBM
    Tel.0120-04-1992


 日本アイ・ビー・エム株式会社は、手書き入力に対応した新コンセプトノートPC「ThinkPad TransNote」を発売した。利き手に応じて手書き入力部を配置した右利き用と左利き用が用意され、IBMダイレクト価格は共に319,000円。OSはWindows 2000がプリインストールされる。

 専用設計したノートPC部と、CrossPadの技術を応用した手書き入力部「ThinkScribe」が合成皮革のカバーに収納され、手書き入力した内容をベクトルデータとして記録して管理できるのが特徴。

 ノートPC部とThinkScribeは、一方が上になるようにカバーを折りたたんで使用することも可能。ThinkScribeは、通常のA4レポート用紙が利用可能で、専用のボールペンで書き込むと内容がベクトルデータとして記録される。2MBの内蔵メモリも備え、PCが起動していなくてもThinkScribe内にA4サイズで50ページ程度のデータを記録できる。

ノートPC部またはThinkScribeを折りたたんで片方が上になるようにして使用することもできる

 アプリケーションは、手書き入力に対応した「IBM Ink Manager Pro」と、個人向け情報管理ソフト「Lotus Organizer 2001」がプリインストールされる。Ink Managerで手書き入力したデータは、直接ほかのアプリケーションへコピー&ペーストできる。また、OutlookカレンダーやLotusNotesカレンダー、LotusOrgnizerのスケジュールと連携させ、入力したデータを管理することもできる。

 PC部に備えた800×600ドット10.4インチ液晶は、タッチスクリーン機能も備え、液晶を反転して収納することもできる。PC部の主な仕様は、低電圧版モバイルPentium III 600MHz、メモリ64MB(最大320MB)、10GB HDD、100Base-TX対応Ethernet、V.90対応モデム、Type2 PCカード×1、Type2 CFスロット×1、USB×2などを備える。ポインティングデバイスは拡張版TrackPoint。

 本体サイズは283×320×24.9~32mm(幅×奥行き×高さ)、重さ2.49kg。バッテリはリチウムイオンで2.5時間駆動できる。

□日本IBMのホームページ
http://www.ibm.co.jp/
□ニュースリリース
http://www-6.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/2001/05111
□関連記事
【'98年11月10日】日本IBM、手書き入力デバイス「CrossPad」日本語版を発売
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/981110/ibm.htm

(2001年5月11日)

[Reported by taira@impress.co.jp]

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