スピードネット、5月25日から1.5Mbps無線アクセスサービスを開始
--月額4,350円でさいたま市からスタート

5月25日サービス開始



 スピードネット株式会社は、5月25日から最高1.5Mbpsの無線インターネットアクセスサービスを開始することを発表した。

 無線アクセスサービスは、東京電力の光ファイバーをバックボーンとして活用し、電柱に設置した無線基地局とユーザー宅を2.4GHz帯の無線で接続する。無線方式はIEEE 802.11に準拠のFHSS(Frequency Hopping Spectrum Spread)を採用する。回線速度は最高1.5Mbpsのベストエフォート型。


【サービス展開スケジュール】
第1期
(5月25日~)
さいたま市の一部
第2期
(9月~)
さいたま市の全域
第3期
(10月~)
杉並区、練馬区
第4期
(12月~)
東京都市部、川崎市、横浜市の一部
第5期
(2002年2月~)
千葉県市川市、船橋市、浦安市

 サービスエリアは、開始当初の第1期はさいたま市(5月1日より浦和、大宮、与野の3市が統合)の一部からスタートし、2002年までに5期にわけ、首都圏環状エリア(25市区)内に順次展開していくという。無線基地局は1局あたり300~500m程度をカバーでき、第5期までには3,000局程度が設置される見込み。

 月額利用料は4,350円で、5月1日より受付開始する。標準工事費は9,900円で、契約手数料は3,000円。月額利用料には通信費、接続費や、アンテナ、無線子機などの機器使用料を含んでおり、別途ISPに加入する必要もない。



和田裕 代表取締役社長
 同社の和田裕代表取締役社長は、さいたま市からサービス開始する理由について、「最近普及しつつあるADSLが基地局からの距離制限などの理由で普及しにくい地域で、比較的ほかのサービスとの競合が少ない」と説明、また、ほかのサービスとの差別化については、「無線化により、集合住宅の管理組合を通さずに個人がブロードバンド接続可能となる」などの利点を説明した。

 当初は個人向けサービスが中心となるが、今後は法人ユーザーにも積極的に展開していくという。また、現在エリア展開の予定に含まれていない都心でのサービスについても順次展開していきたいとしている。

 なお、「今後の値下げの可能性は?」との質問に、馬場博幸常務取締役は「さらなる低価格化の余裕はある」という。

 同社では2001年度の事業計画として、加入者は3万5,000人で売上高は、8億6,000万円を目標としており、2002年に加入者10万人で売上高28億5,000万円、2003年に加入者16万人、売上高40億5,000万円を目指すとしている。


 また、2001年夏には最高10Mbpsの有線インターネットアクセスサービスも開始する予定。サービス開始時の提供エリアはさいたま市や杉並区、練馬区の一部。

サービス提供エリア 宣伝ポスター

□スピードネットのホームページ
http://www.speednet.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.speednet.co.jp/speednet/4_26.html
□関連記事
【3月16日】スピードネット、5月末にもサービスを開始(INTERNET Watch)
21日に第一種電気通信事業の許可を取得
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2001/0316/soumu.htm

(2001年4月26日)

[Reported by usuda@impress.co.jp]

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