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NEC、レーザープリンタ事業を富士ゼロックスに全面譲渡4月26日 発表
日本電気株式会社(NEC)は、レーザープリンタ事業を富士ゼロックス株式会社に譲渡する覚書を締結した。7月をめどに正式契約を結び、8月末には譲渡の完了を目指す。 NECでは譲渡の理由として、「単独での事業継続よりも、同業他社へ譲渡を行ない、当該事業を発展させていくことが最適であるとの結論に至った」としている。なお、譲渡金額などは明らかにされていない。 覚書の内容は以下の通りで、製造拠点やサービス事業も含めて全面的な譲渡となっている。 1.NECは、NEC及び子会社で行なっているレーザープリンター事業の研究開発、製造、販売、および保守サービス事業を富士ゼロックスに譲渡する。 2.これにともない、NECの100%子会社で、レーザープリンターの主力拠点である新潟日本電気株式会社(本社:新潟県柏崎市、社長:冨田穂積)の全株式を富士ゼロックスに譲渡する。 IDC Japanの統計によればNECのレーザープリンタ部門の'99年の国内台数シェアは13.0%に達しており、キヤノン、エプソンに続く3位となっている。同じ統計では富士ゼロックスのシェアは5位以内に入っていないが、NECからの譲渡を受けてトップクラスのシェアになると見込まれる。
□NECのホームページ (2001年4月26日)
[Reported by date@impress.co.jp] |
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