NTT、月額5,000円の光アクセスサービス「Bフレッツ」を7月から提供
--フレッツ・ADSL/ISDNも値下げ

4月16日発表



 NTTグループは16日、3カ年経営計画(2001~2003年)を発表、高速光アクセスサービス「Bフレッツ(仮称)」を7月より本格導入するなどの経営計画を明らかにした。

 ADSL事業への新規事業者の参入、光アクセスサービスの開始や、移動体通信やVoIPの普及拡大などの市場環境の変化に対応していくとし、ブロードバンド化へ向けた「IT革命に向けた取り組み」、海外パートナーとの連携を考えた「国際展開」、東西地域会社が聖域を設けることなく構造改革に取り込む「東西地域会社の経営の自立化」、「持株会社によるグループ運営」の4つを重点項目としてあげている。

 特にインターネット関連事業においては政府の「e-Japan戦略」をふまえつつ、積極的に取り組んでいくとし、インターネットアクセス事業では、(1)光アクセスサービス「Bフレッツ(仮称)」の本格提供を開始、(2)メタル系定額制サービスの値下げ、(3)Lモードの提供、の3つの事業の新展開を説明している。

 光アクセスサービス「Bフレッツ」は3つの接続タイプを用意し、7月から本格提供を開始する。

1.Bフレッツ ファミリータイプ:最大10Mbpsで月額5,000円程度
2.Bフレッツ ベーシックタイプ:最大100Mbpsで月額9,000円程度
3.Bフレッツ マンションタイプ:最大100Mbpsで月額3,800円程度
(1、2は宅内装置使用量として月額900円程度が必要)

 Bフレッツのサービスエリアについては2003年までに県庁所在地級都市まで拡大し、2005年に市制施行都市に拡大するという。今後の光ファイバ設備の整備については、各地域におけるサービスの実需要に連動した効率的な整備を行なっていくとしている。

 また、フレッツ・ADSLサービスについては7月に現在の4,050円から3,800円程度に値下げ、フレッツ・ISDNについても値下げするとしている。

 Lモードの提供については6月から月額200円でサービス開始、Lモード対応電話機から「簡易メールの送受信」や、「コンテンツの検索」などが可能になる。サービス開始は全国一斉となる予定。

□NTTのホームページ
http://www.ntt.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.ntt.co.jp/news/news01/0104/010416.html
□e-Japan戦略(要旨)
http://www.kantei.go.jp/jp/it/network/dai1/0122summary_j.html

(2001年4月16日)

[Reported by usuda@impress.co.jp]

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